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日本代表、1トップの選択肢は?
最終テスト、ザンビア戦を振り返る。 

text by

福西崇史

福西崇史Takashi Fukunishi

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photograph bySports Graphic Number

posted2014/06/13 11:00

日本代表、1トップの選択肢は?最終テスト、ザンビア戦を振り返る。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

「福西崇史の『考えるサッカー』」、配信は毎週月曜日の予定です。

メルマガNumber「福西崇史の『考えるサッカー』」
最新号が配信されました。6月12日配信号の内容を一部ご紹介します。

<目次>

【1】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(1)
     ~ “対アフリカ勢”の感覚 ~

【2】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(2)
     ~ 先に仕掛ける ~

【3】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(3)
     ~ 1トップの選択肢 ~

【4】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(4)
     ~ 課題がないチームはない ~

【5】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(5)
     ~ ベストイレブン ~

【6】《井戸端後記》雑談と反省と次号予告を兼ねた編集後記
     ~ フェイスブックはじめました ~


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【1】《日本代表》 ザンビア戦レビュー(1)
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     ~ “対アフリカ勢”の感覚 ~
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―――さて、福西さん。ザンビア戦は4-3という打ち合いの末、勝利を手にしました。この結果を踏まえて、現時点での日本代表を評価すると福西さんとしてはどうですか?

福西:う~ん……3失点したことで守備に課題があるという人もいると思うし、もちろんそうだと思うけど、「本番に向けた調整」という意味で全体的に見れば、すごくいい状態にあると言っていいんじゃないかな。

―――全く同感です。

福西:コスタリカ戦もザンビア戦も試合の“入り”は悪かったけど、それを突き詰めていく段階に入ってきたというところで、特に問題には感じていない。

―――分かります。強化試合の目的はあくまでチーム全体と個々のコンディションを段階的に上げていくことなので、もちろん結果も重要だし守備の課題も露呈しましたけど、このペースで上げていって本番のテンションになれば、それほど問題にならないというか。

福西:そうね。特に個々のコンディションの上がり方がすごく順調に見えるし、やっぱり強化試合と本番とでは全く違うから、結果についてはそれほど深く考える必要がないと思う。ザンビアは仮想コートジボワールなわけだから、この段階でそれを体感しておくことが目的で、それは十分に果たせたんじゃないかな。

―――そうですよね。“対コートジボワール”を意識するという意味では、すごく意味のある試合でした。特に前半、福西さんがいつも言っている“対世界”の感覚のズレをなかなか合わせられませんでしたよね。

福西:だね。個人個人のズレが、チーム全体の戸惑いとしてモロに出てたからね。

―――はい。スピード感や足が伸びてくる感覚、体のぶつけ方などなど、アフリカ人選手に特有の能力に合わせられなくて、完全にテンパッてましたもんね。

福西:うん。リズムを作って、自分たちで修正することもなかなかできなかった。結局、その時間帯にまた先制点を取られて、ようやく修正しつつ、仕掛けられるようになってリズムを取り戻したというのかな。

―――やっぱり、アフリカ勢があれだけ組織的にしっかりとしたサッカーをしてくると、かなり強いし、適応するのが難しいですよね。

福西:いやー、やっぱり大変だよ。それでも、今日のザンビアはまだ“雑”なほうだったと思う。クロスにしても助かった部分は大きいし、パスもそう。だけどリズムはすごく独特だし、スピーディーだよね。3失点目なんかはそうだよね。ドリブルでガンガン行かれて、付いていけずに打たれてしまった。“対アフリカ”の感覚に合わせられなかったところが、露骨に出てしまったという気がする。

―――やっぱり2012年のアフリカネーションズカップで優勝しただけのことはあって、いいチームでした。

福西:いいチームだったと思うよ。もちろん一人ひとりの身体能力が高いし、大きい選手もいれば、前のほうには小柄なテクニシャンもいたしね。力のあるチームだったから、日本にとってはいい勉強になったと思う。

―――そうですね。感覚的に足の伸び方や当たりは、コートジボワールも同じと考えていいですか?

福西:まとわりつく感じでしょ?(笑) そう、まさにあの感覚だと思う。

◇   ◇   ◇

この続きは、メルマガNumber「福西崇史の『考えるサッカー』」
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