プレミアリーグの時間BACK NUMBER

リーグ史上最高のシーズンの幕引き。
'13-'14プレミアベストイレブン発表。 

text by

山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2014/05/16 10:30

リーグ史上最高のシーズンの幕引き。'13-'14プレミアベストイレブン発表。<Number Web> photograph by Getty Images

最終節ホームでウェストハムに2-0で勝利し、優勝を決めたマンC。総合力でライバルたちを一歩上回った。

2トップは同クラブから最高のFWコンビを。

FW ルイス・スアレス、ダニエル・スタリッジ

 2トップはリーグ得点王の1位と2位。31ゴールのルイス・スアレスと21ゴールのダニエル・スタリッジは、今季最高のFWコンビだった。リバプールが無敗街道を爆走した元日からの4カ月弱、両者は合わせて22ゴール12アシストで首位浮上の原動力となっている。特に、通年でリーグ2位の12アシストも記録したスアレスは、相手選手に噛みついた昨季終盤にはプレミア追放の声もあったはずが、純粋なゴールへの獰猛さで記者協会とPFAの両団体で年間最優秀選手賞に選ばれた。

 FWの控えはウェイン・ルーニーだ。マンUにとっての今季は大失敗。優勝争いに縁のないまま7位に終わり、昨夏に6年契約で就任したデイビッド・モイーズは1年目にして監督を解任された。

 その中にあって、5年契約で移籍の噂に終止符を打ち、チーム最多のリーグ戦17ゴール10アシストを決めたルーニーは、アーセナル時代の故障癖が再発したロビン・ファンペルシから看板役を奪い返し、貴重な希望の光を放った。3月のウェストハム戦(2-0)で決めたロングシュートは、18年前のウィンブルドン戦で60m弾を披露したデイビッド・ベッカムがスタンドから見守る中、ロング御本家の有名な1本よりも難易度の高いボレーだったという事実から、今季のベストゴールに挙げたい。

●GK
ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
デイビッド・マーシャル(カーディフ)

●DF
バンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ)
ガリー・ケーヒル(チェルシー)
シェイマス・コールマン(エバートン)
ルーク・ショー(サウサンプトン)
マルティン・デミチェリス(マンチェスター・シティ)

●MF
ヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・シティ)
スティーブン・ジェラード(リバプール)
アダム・ララーナ(サウサンプトン)
エデン・アザール(チェルシー)
アーロン・ラムジー(アーセナル)

●FW
ルイス・スアレス(リバプール)
ダニエル・スタリッジ(リバプール)
ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)

【次ページ】 ベストチームは熱戦が多かったリバプール!

BACK 1 2 3 4 5 NEXT
マンチェスター・シティ
マヌエル・ペジェグリーニ
ジョー・ハート
バンサン・コンパニ
ギャリー・ケーヒル
マルティン・デミチェリス
ヤヤ・トゥーレ
スティーブン・ジェラード
アダム・ララーナ
アーロン・ラムジー
ウェイン・ルーニー
ダニエル・スタリッジ
ルイス・スアレス
リバプール
デイビッド・マーシャル
ルーク・ショー

海外サッカーの前後の記事

ページトップ