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今度こそ本物の“ブッフォン2世”か。
現役高校生セリエGK、スクフェット。 

text by

弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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photograph byGetty Images

posted2014/04/30 10:30

今度こそ本物の“ブッフォン2世”か。現役高校生セリエGK、スクフェット。<Number Web> photograph by Getty Images

今やイタリア中の期待を背負うことになった17歳のシモーネ・スクフェット。イタリアが誇る名ゴールキーパーの系譜にその名を連ねることができるか。

「自分のレベルを証明するのはこれから」

 3月中旬、スクフェットは、プランデッリ代表監督から超飛び級でA代表テスト合宿に初招集された。その後、4月中旬に行なわれたブラジルW杯予備選考合宿にも再招集されている。高校の試験はともかく、苦手だというハイボールの処理や足捌きなどゴールキーパーとしての課題はまだ多いが、周囲の期待は相当に高い。

 17歳の若武者スクフェットは謙虚に言う。

「自分が本当にハイレベルにあることを証明するのはこれから」

 かつて、若き日のブッフォンは決して“ゾフ2世”を目指さなかった。己の道だけを模索した。

 スクフェットも誰かの後継者である必要はない。彼が自分のプレースタイルを確立する頃、アズーリの守護神へ挑む道はおのずと開けるだろう。

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シモーネ・スクフェット
ウディネーゼ
ジャンルイジ・ブッフォン

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