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W杯優勝国は「すでに決まっている」!
ザックジャパンを阻む第2の法則は?
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph byYusuke Nakanishi/AFLO SPORT
posted2014/04/21 10:30
アルベルト・ザッケローニ監督はいわずと知れたイタリア人。ワールドカップの法則を適用すれば、優勝は不可能ということに。この憎き法則が破れる日は訪れるのか。
ブラジル大会で、外国人監督のタブーに触れる14カ国。
そんなわけで今夏のブラジル大会も……いや、事の信憑性などはどうでもよい(という設定だった)。いかなる背景があるにしても、外国人監督では優勝できない。そう、ワールドカップの『法』が改正されない限りは――。では、ブラジル大会で法のタブーに該当する国はどこか?
A組: カメルーン(フォルカー・フィンケ監督=ドイツ)
B組: チリ(ホルヘ・サンパオリ監督=アルゼンチン)
C組: コロンビア(ホセ・ペケルマン監督=アルゼンチン)
ギリシャ(フェルナンド・サントス監督=ポルトガル)
コートジボワール(サブリ・ラムシ監督=フランス)
日本(アルベルト・ザッケローニ監督=イタリア)
D組: コスタリカ(ホルヘ・ルイス・ピント監督=コロンビア)
E組: スイス(オットマール・ヒッツフェルト監督=ドイツ)
エクアドル(レイナルド・ルエダ監督=コロンビア)
ホンジュラス(ルイス・フェルナンド・スアレス監督=コロンビア)
F組: イラン(カルロス・ケイロス監督=ポルトガル)
G組: アメリカ(ユルゲン・クリンスマン監督=ドイツ)
H組: ロシア(ファビオ・カペッロ監督=イタリア)
アルジェリア(バヒド・ハリルホジッチ監督=ボスニア・ヘルツェゴビナ)
みんなそろってアウト!――というわけだ(たぶん)。そして、あろうことか我が日本の組み込まれたC組は早くも「全滅」である。以上の14カ国をみていくと「ベスト8でも大成功」という伏兵やアウトサイダーが目に付く。ザックジャパンには何とも夢のない話で恐縮だが「ベスト4」は狙えますから、念のため。
これで前回のポルトガルを含む計15カ国が消えて、残るはあと17カ国――。次回の「第3話」では、衝撃の『法則』が明らかになる。次に脱落する国は、どこか?<つづく>