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賞金女王・森田理香子と
世代交代の波。
~若手女子ゴルファー、飛躍の予感~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byKYODO

posted2014/04/10 16:30

賞金女王・森田理香子と世代交代の波。~若手女子ゴルファー、飛躍の予感~<Number Web> photograph by KYODO

Tポイントレディスの最終日、ウィニングパットを決めて喜ぶ森田。通算7勝目をあげた。

 今シーズンは、森田理香子から目が離せない。

 昨シーズン、初の賞金女王となって挑んだ第3戦のTポイントレディスでは圧倒的な強さを見せて、優勝した。

 2位の原江里菜と1打差の首位で迎えた最終日。3バーディ2ボギーの1アンダー71でまわり通算8アンダーとした。原に4打差をつけて、“女王の貫禄”を示した勝利だったといえよう。

 だが、直後のインタビューで彼女は、嬉しさというよりも、むしろ安堵の表情をのぞかせていた。

 賞金女王やディフェンディングチャンピオンとして試合に臨むと、下手なゴルフは見せられないと思って、体が固くなることもある。

 森田はシーズン3戦目にして、その特別なプレッシャーを克服できたことで、ほっとした部分もあったのだろう。自然体で臨むことができれば、今シーズンは森田イヤーになる予感がする。

 一方で、日本女子ツアーは世代交代の波が押し寄せてくるのではないかという兆候も見える。

17歳の森田遥、20歳の渡邉彩香らが打倒森田を目指す。

 その予備軍ともいえるアマチュア選手たちの最高峰の大会である日本女子アマ選手権出場選手の昨年の平均年齢は、およそ17.5歳(全出場者)。

 ベスト8に限れば、平均16.5歳で、さらに決勝戦は15歳まで下がる。彼女たちがプロ転向して女子ツアーに旋風を巻き起こす日も、そう遠くはないのではないか。

 実際、今シーズン2戦目のPRGRレディスで首位と1打差の3位タイでフィニッシュしたのは高校2年生(17歳)の森田遥だった。2012年に日本アマで比嘉真美子と決勝マッチを行ない、ランナーアップとなった選手だ。

 また、第4戦のアクサレディスの最終ホールでツアー史上初となるチップインイーグルを決めての逆転初優勝を飾った渡邉彩香は20歳。

 24歳の森田を中心にして、彼女を目標にする20歳前後、いや10代の世代の逸材たちが、大暴れして女子ゴルフを牽引していくという図式になっていくに違いない。

 女子ゴルフは、2020年の東京オリンピックに向けて、着実に一歩一歩、進み始めていると期待してよいだろう。

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