ペペにマン・オブ・ザ・マッチの栄誉。

　昨季の戦犯は、1年後に無失点の立役者となったのである。

　マルカ紙は採点で満点となる10点をぺぺに付け、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選んでいる。

　ペペ自身も、試合後に無失点についてこう誇っている。

「大事なのは失点をしないことだった。激しい守備ができたしね。後半は少し疲れてしまったけれど、3点を取った後じゃそれも仕方がない。もっと点は取れたと思うけれど、第2戦に向けていい結果だった。何より、ファンの喝采を受けたことが大事だった」

　マドリーの突破が決まったわけではない。

　ディマリアが復帰する見込みの第2戦でイスコは再びベンチに座るかもしれない。ペペの下には、再びあのレバンドフスキがやってくることだろう。

　彼らが本当に喜べるのは、もう少し先のことだ。