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史上初団体戦の金メダルはロシアへ。
続いてカナダ、米国……日本は5位に。 

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田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph bySunao Noto/JMPA

posted2014/02/10 11:20

史上初団体戦の金メダルはロシアへ。続いてカナダ、米国……日本は5位に。<Number Web> photograph by Sunao Noto/JMPA

五輪初となるフィギュアスケートの団体戦は、会場の異常とも言える大声援を背にロシアが大差で金メダルを獲得した。

 2月9日フィギュア団体戦第3日目、決勝では大方の予想通りロシアがトップを独走して総合75ポイントで優勝を飾り、今回の五輪でロシアに初の金メダルをもたらした。カナダが65ポイントで2位、米国が60ポイントで3位、イタリアが52ポイントで4位、日本は51ポイントで総合5位という結果になった。

最年少と最年長が健闘したロシア。

 チームロシアはSPでは女子とペアが1位、男子が2位でアイスダンス3位。フリーでは男女シングルとペアで1位、アイスダンス3位と平均的な強さを見せた。プーチン大統領が舞台裏で選手たちを直接祝福し、個人戦に向けて気を抜かないように、と激励したそうである。

 全チームの中で最年長の31歳のプルシェンコと、最年少の15歳のリプニツカヤがどちらもフリーではトップに立ち、音楽も聞こえなくなるほどの声援の本番で強さを見せたのは、ロシア民族の底力を見た思いだった。

フリー後半で疲れを見せたプルシェンコ。

 もっともフリーの得点に関して言うなら、主催国アドバンテージが最大限に発揮されたという印象ではある。

 プルシェンコはSPをノーミスできめたものの、やはりフリー後半では疲れを隠せなかった。冒頭の4回転は無事に成功させ、3アクセルも2回成功させたのはさすがの貫禄だったが、後半のサルコウとループが2回転になった。ジャンプ的に言うと、4回転を1度、3回転を4回という、現在の男子ではトップレベルといえない内容である。それでも4回転を3回成功させたカナダのケヴィン・レイノルズ、4回転1回と3回転を7回跳んだ町田を振り切って、フリー1位となった。

【次ページ】 プルシェンコは果たして個人戦に出てくるのか?

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