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[バンクーバー冬季五輪/カーリング女子 日本vs.イギリス] チーム青森、カーリングの母国を破る。 

photograph byTakuya Sugiyama/JMPA

photograph at2010/2/20

カーリング・チーム青森

チームワークの勝利。

 2月19日(現地時間)、カーリング女子日本代表「チーム青森」は1勝2敗で予選第4戦目を迎えた。相手はカーリング発祥国であり、ソルトレイクシティ五輪の優勝国でもあるイギリスだが、その強豪を相手に11対4で快勝した。
 日本の強みは、なんといってもチーム力にある。カーリングでは、指令役であるスキップの指示にどれだけ正確に応えられたかを示す成功率という数字が、選手ごとに算出される。この試合でのイギリス選手の成功率は、イブ・ミュアヘッド独りが83%と高確率だが、他の選手は軒並み60%台。対する日本は、石崎琴美の88%を筆頭に、目黒萌絵、本橋麻里の3人が80%を超える高確率。近江谷杏菜も70%台を維持して、息のあったところを見せた。

「氷上のチェス」の異名が示すように、カーリングは戦略性が求められる競技だ。チェスなら1人で戦略を立てて実行すればいいが、カーリングはそれを4人で共有しなければならない。「カーリングでも個々のポジションで役割があるように、このチームは性格もうまい具合に違う5人が集まっています。しかもそれが絶妙の人間関係なんです。だからとても仲がいいし、チームワークがあるんです」。五輪前、石崎はそう語っていた。

 この日チーム青森は第9エンドの最後に目黒のショットで一気に5点を獲得し、最終エンドを待たずにイギリスをギブアップに追い込んだ。これで2勝2敗。10チーム総当たり戦で争われる予選は残り5試合だ。どの出場国も実力が拮抗していると言われる中、持ち前のチームワークを発揮すればメダルの可能性は十分にある。4年前のトリノでは話題にこそなったものの7位。その借りをここで返し、カーリングをメジャーなスポーツの位置に押し上げてほしい。
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