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“My Horse in my pocket“~ユニオンオーナーズクラブの特色~ 

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posted2013/10/31 13:00

“My Horse in my pocket“~ユニオンオーナーズクラブの特色~<Number Web>

秋の深まりとともに、競馬の暦もよりいっそう彩りを増してゆく季節。
夢の舞台であるG1レースが終わるたびに、今年活躍した馬たちの名前が順を追って整頓され、記憶の引き出しが満たされていく幸せを感じています。

優勝馬が大声援の中をウイニングランで応える光景を見ていると、デビューから積み重ねてきた戦歴が、我が子の成長を楽しみに作り上げたアルバムのように思い出され、まぶたの裏がたちまち潤んでくるのです。
どんな場合でも「応援する」という気持ちは、あたたかな感動を呼び、心を豊かにしてくれますね。

これまで、夢を共有できる有望な1歳馬を何頭かご紹介してきましたが、今日はその産駒たちが所属するユニオンオーナーズクラブの特色をいくつか取り上げてみたいと思います。

“My Horse in my pocket“「ポケットマネーといえる範囲でオーナー気分を味わっていただきたい」
この言葉をクラブ発足当初から掲げてきたユニオンオーナーズクラブでは、競馬ファンが持つオーナーへの夢を最短距離で叶えるべく努力を重ねてきました。

会員の皆様方には、きめ細やかな愛馬の情報提供はもちろん、クラブライフがよりいっそう充実したものになるようなイベントの企画を行っています。
なかでも大変人気なのは、毎年募集開始の前に開催される1泊2日のセレクトツアーで、北海道市場を会場にして募集馬を展示し、種牡馬見学や育成場見学、生産牧場見学など、内容も盛りだくさんに馬産地の旅を満喫できます。

実際に仔馬とふれあいながら、馬体の様子や表情、毛艶などを十分に確かめ、生産牧場からのセールスポイントを直接聴けるのも嬉しいですね。

先日ここでご紹介した白毛の女の子ペガサス28(父アドマイヤコジーン母マダムブランジェ)も、その美しさと力強い好馬体に会員の注目を集めていました。
お気に入りの産駒と一緒に2ショット写真を撮る会員の笑顔は、宝物をみつけた喜びにあふれていて、仔馬たちも、そんな人の気持ちをわかっているかのように人懐っこく甘えたりしています。

関東・関西で年1度、募集馬のPRを兼ねて、生産者と会員が交流を深めることができる懇親会を開催しています。ビュッフェスタイルの食事を楽しんだ後は、募集馬のDVDを観ながら生産者のPR合戦は真剣そのもの。会員の瞳もひときわ輝きます。日高特産品をプレゼントする抽選会も大いに盛り上がり、牧場関係者を囲んでの記念撮影は、出資者としての実感がみなぎることでしょう。
クラブに所属する活躍馬が優勝したタイミングに応じ、優勝レイやカップ、ゼッケンなどを展示して「お祝いタイム」を存分に楽しむことも。かわいい産駒たちの未来と、現役の活躍馬が力強くリンクする至福のひとときだといえますね。

「血のつながりが人のつながりになる」
日高の情熱を真心こめて伝えたいクラブ代表のこの言葉は、会員の心をひとつにし、やがて活躍馬を生み出す大きな力、後押しになってゆくことでしょう。

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プロフィール
上坂由香(エッセイスト)

札幌市生まれ
初めて買った馬券が的中し(ウオッカの日本ダービーで馬単)ビギナーズラックが実在すると身をもって証明。
38歳から乗馬もはじめ馬産地や牧場・乗馬クラブを訪ねては馬と戯れ馬に乗る。
「夜間放牧」と称して飲み歩き知らないおじさんと競馬の話をするのが好き。

第6回Gallopエッセイ大賞受賞
週刊Gallop「競馬の流儀」リレーコラムを連載中
道新オントナWebコラム連載中

JBIS-Searchと競走馬ふるさと案内所とのコラボ企画、競馬女子部として活動中
競馬女子部ブログ→http://girls.jbis.or.jp/

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