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[バンクーバー冬季五輪/スピードスケート女子・1000メートル] 岡崎朋美が高木美帆に託したもの。 

photograph byNaoki Nakanishi/JMPA

photograph at2010/2/19

岡崎朋美&高木美帆

岡崎朋美、バンクーバーでのラスト・ラン。

 高木美帆が第6組で滑走を終えると、岡崎朋美はそばに寄り、笑顔で彼女と抱き合った。

 大会7日目となる2月18日(現地時間)。今回の日本選手団で最年少となる高木はスタート前にはリラックスした様子で笑顔を見せた。バンクーバー五輪のスピードスケート選手としても最年少で、館内放送で紹介されると、客席からは「おおー」と驚いたような声が上がった。

 成績は、自己ベストに2秒近く及ばず35位。これは完走した選手の中では最下位だが、滑り終えた彼女の表情は普段通り。
 岡崎は、トリノの16位から大きく後退。オリンピックでの1000メートルとしては過去最低の成績に終わったが、さっぱりした表情。長野で銅メダルを取った時とはまた違う、円熟した「朋美スマイル」を見せてくれた。

 岡崎がオリンピックデビューを飾ったのは94年のリレハンメル。22歳だった。「最初で最後だろう」と思ったという。これほど長く日本のスピードスケートを引っ張ることになるとは、予想だにしていなかった。
 しかし高木は、デビューした岡崎の姿を知らない。まだ、生まれてさえいなかったからだ。その高木が今後、どのように育っていくのか……。岡崎が交わした抱擁には、次世代の日本を託す熱い思いがあったのではないだろうか。

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