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[バンクーバー冬季五輪/フィギュアスケート女子シングルSP] 浅田真央の笑顔と涙。 

photograph byTakuya Sugiyama/JMPA

photograph at2010/2/23

浅田真央

苦しんだ末につかんだ、会心の演技。

 弾けるような笑顔だった。
「仮面舞踏会」を完ぺきに演じた浅田は、その場で嬉しそうにぴょんと跳ねると、場内にあふれる歓声に両手を挙げて応えた。よく見ると、目には薄っすらと涙が光る。

 2月23日(現地時間)、浅田真央は念願の五輪の舞台に立った。4年前のトリノ五輪は年齢規定によって出場できず、ようやく訪れた五輪シーズンは不調に苦しんだ。悩みながらも逃げなかった姿勢が、今日の滑りに結びついた。
 演技前の表情は硬かった。今季SPで出遅れることが多かった浅田は試合前「SPが鍵になる」と語っている。会場に着く前から緊張していて、足が震えたという。しかし、最初のトリプルアクセルを成功させた瞬間から表情が柔らいだ。
 持ち味のジャンプを成功させるたびに、会場からは拍手と歓声が湧き起こった。五輪でトリプルアクセルを決めた女子選手は、'92年アルベールビル五輪で銀メダルを獲得した伊藤みどり以来2人目。SPでの成功は史上初だ。

 リンクから戻ると、コーチのタラソワに抱きついて、「やったあ」と叫ぶ会心の演技。得点は今季ベストの73.78点。その瞬間、驚きのあまり身を乗り出した。
 順位は78.50点のキム・ヨナに次ぐ第2位。2日後のフリーで、19歳同士の勝負は決する。
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