学んで欲しいのは「チャレンジすることの大切さ」。

　2020年、「夢プロ」出身者がオリンピックに出てくれれば本望と語る鈴木さん。しかし一方で、オリンピックスイマーを育てることだけが「夢プロ」の目的ではないと語る。

「ここで学んで欲しいのは、チャレンジすることの大切さ。それは水泳だけでなく、他のスポーツかもしれないし、勉強かもしれないし、まったく別のことかもしれない。北島選手と一緒に泳ぐのは、一生の思い出になるでしょう。これがいろいろな夢につながっていけばいいと思います。そしてそんな子供たちを見て、大人にも夢を持ち続けてほしいという思いもあります。夢は子供たちだけの特権ではない。アクエリアスとしては世代に関係なく夢に向かって頑張り続ける人たちをこれからも応援したいと思っています」

　北島選手は、この日東京オリンピックについて問われ、こう答えた。

「出られるかどうかは別として、出たいという思いは強くあります」

　北島康介と「夢プロ」は、夢に向かって進み続けることの大切さと、美しさを教えてくれる。

今年の「夢プロ」は、全国4カ所で開催。計250人の小学生に夢をプレゼントする。