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[バンクーバー冬季五輪/スピードスケート・男子500メートル] トラブルに動じない集中力で、日本に初メダル! 

photograph byNaoya Sanuki/JMPA

長島圭一郎

運命を分けた1時間30分

 勝ち誇ったこのガッツポーズを見よ! 大会4日目の2月15日(現地時間)、待望の日本選手勢初メダルがもたらされた。スピードスケート男子500メートルで長島圭一郎が銀メダルを、加藤条治が銅メダルを獲得。長島はゴールすると氷上に仰向けに転がり、両腕を突き上げて喜んだ。最終組だった加藤はユニフォームのまま日の丸に身をくるみ、氷上に倒れこんでしばらく動かなかった。

 今回、2人にメダルをもたらした一因は集中力だろう。十組が1本目の滑走を終えた現地時間午後4時すぎ、整氷機の故障のため約1時間30分にわたって試合が中断された。予定時間に合わせて準備をしていた選手にとって、身体的にもメンタル的にも不利な状況だ。待ちかねたようにすぐ体を動かし始める選手も多かったが、二人は時間ぎりぎりまで控室から出てこなかった。加藤は待つ間、観客席にいる父親に電話をかけていたという。この落ち着きがメダルにつながった。

 銅メダルを決めた加藤の2本目だったが、ゴール直後には頭を抱えて悔しそうな表情をみせた。1本目は35秒の壁を破る34.937秒。2本目は力が入りすぎたか、35.076秒。合計タイムで韓国のモ・テボンと長島に、わずかに及ばなかった。

 とはいえ、日本のスピードスケートにとって、清水宏保('02年ソルトレークシティで銀)以来のメダル。今回代表入りを逃した清水の無念を見事に晴らした。

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