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エース・石岡が敗れる大波乱!
『JEWELS GP』の強烈な驚きと残酷さ。 

text by

橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

PROFILE

photograph byTakeshi Maruyama

posted2010/08/15 08:00

エース・石岡が敗れる大波乱!『JEWELS GP』の強烈な驚きと残酷さ。<Number Web> photograph by Takeshi Maruyama

判定で勝ち鬨を上げた能村さくら(写真左)に対し、石岡沙織(写真右)は落胆したまま会場を後にした

ルーキーとエースの立場は逆転し、風景は一変した。

 メインイベントで優勝候補を下した能村は、一気に『JEWELS』の主役の一人となった。

 後楽園ホールで決勝大会(準決勝・決勝)が開催されるのは12月だから、それまでの数カ月でさらにレベルアップを果たす可能性も高い。

 デビュー1年目の選手にフィジカルで圧倒され、“完封負け”を喫した石岡は、ノーコメントで会場を後にした。プロ生活の節目となるはずの戴冠を逃したことで、現在は完全に目標を見失った状態。今後の試合プランはまったくの白紙だという。

 デビュー間もない選手がエースと対戦し、蹴落とすチャンスを得る。そしてそれを実際に成し遂げる。能村vs.石岡はトーナメントだからこそ実現し、『JEWELS』の風景をたった1試合で変えてしまった。

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能村さくら
石岡沙織

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