うまスクエアBACK NUMBER

【天皇賞・春】レース回顧 

text by

PROFILE

photograph by

posted2013/05/01 20:34

【天皇賞・春】レース回顧<Number Web>

京都11R 天皇賞・春 芝3200m

第147回天皇賞・春(G1)
1着フェノーメノ
2着トーセンラー
3着レッドカドー
:
15着◎カポーティスター

ラップ:
13.0-11.9-11.6-11.4-11.5-11.6-11.7-12.5-
12.1-12.4-12.5-12.8-12.9-11.9-11.8-12.6
時計:3.14.2

今週の京都芝は、土曜の馬場差が-1.0秒程度。予想ほど速くないなと思いましたが、日曜は案の定、高速性を増していました。土曜のダートが稍重スタートだったところを見ると、金曜に少し雨があったのかもしれませんね。その影響で土曜は多少抑えられていたものの、本質的には日曜のような高速設定が基本だったのだと思います。
ただし、その馬場差はだいたい-1.4~-1.8秒程度。昨年が-2.0秒を超える超高速設定でしたから、それよりはソフトな馬場だったということはできます。長距離戦において時計云々を論じてもあまり意味がないのですが(ペース次第で極端に時計が変わり得るので)、ほぼ昨年と同程度の時計的価値と考えていいと見ています。今年6着、昨年4着のジャガーメイルが、馬場差を考えるとほぼ同じパフォーマンスを出しており、この馬を基準に周辺の馬について能力比較の基準ができると思います。ゴールドシップは、ウインバリアシオンとほぼ同じくらいのレベルといったイメージですかね。

今回の天皇賞・春は、強気に乗ったフェノーメノの騎乗はもちろんながら、2着トーセンラー武豊騎手の騎乗が絶妙でした。4角手前で「敵はゴールドシップではない」と即座に目標を切り替えていましたね。さすがは天才、天皇賞・春を知り尽くした男。この日はサウンドリアーナを勝たせた端午Sでも手綱捌きが冴えていましたが、本番のここでも最高の競馬をしたと思います。これで勝てなきゃしょうがない、相手を褒めるしかないですね。個人的に昔から好きな馬なので、心情的には勝たせてあげたかったところです。

ゴールドシップに関しては、後から考えれば「本当に強い馬とやっていないのでは?」と疑問を持つことはできたような気はします。私も「まあ、この馬で1席は取られたな」と単純に考えていましたから偉そうなことは言えませんが、“なんとなく”強いと多くの人が盲信してしまっていたような印象は否めません。ゴールドシップをさらっと本命に据えて、さあ、相手はどれだ?と先に進んでしまったという方は意外と多かったんじゃないでしょうか。
もっとも、単純な話として直線半ばの不利は致命的だったとは思います。エンジンの掛かりが極端に遅いタイプなので、ああいうロスで一度速度を緩めてしまうと、なかなかリカバリーできません。まっすぐ走らせてもらえていれば、3着はあったかもしれませんね。

血統的なポイントになったのはハイペリオンの血ですか。勝ち馬フェノーメノは母母父、3着レッドカドーは父系がそれぞれこの系統でした。最近で言うと、セイウンスカイの父シェリフズスターがこの系統でしたね。超特殊条件ですから、今の競馬においてマイノリティーとなってしまったこの手の異流血統(本当は異流ではないんですけどね、主流からズレているという意味です)にスポットが当たったという解釈は成り立つと思います。

【by境和樹】

========================================
血統スナイパー・境和樹(@sakaikazuki21)がツイッターに参加!!
うまスクエアサイトで公開しているメインレースの血統穴馬券の他に平馬で注目したい穴馬もドンドンつぶやく予定です。コラム『穴馬券ネオメソッド』の中にも“フォローボタン”を設置しましたので、フォローをお願い致します。
-------------------------------------------------------------------------------
<血統スナイパー・境和樹とは?>
競馬予想に新風を巻き起こせ!常識的な予想、常識的な分析はどこでも読めるこの時代。必要なのは「別角度からのアプローチ」。物事を多角的に見ることで初めて見えてくる結論がある。ココでしか読めない、ココだから分かる、全く新しい切り口を知ることで。アナタの競馬観はワンランク上に引き上げられる!
========================================
↓NHKマイルC(G1)の『単複1点・軍資金作り馬券』も無料で見れるうまスクエアはこちら

ページトップ