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【アンタレスS】米国血統の祭典! 

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posted2013/04/12 19:30

【アンタレスS】米国血統の祭典!<Number Web>

阪神11R アンタレスS ダ1800m

◎9.フレイムオブピース

ジャパンカップダートが行なわれる阪神ダ1800mは、意外と上級条件のレースが少なくそのジャパンカップダートと、中山中止の影響で急遽行なわれた一昨年のマーチSくらいのもの。昨年からこの条件になったアンタレスSは、それら上級条件のサンプルから傾向を見出すという作戦が有効でしょう。

現時点で浮かび上がっている阪神ダ1800m重賞のポイントは『米国血統がとにかく強い』ということです。

【阪神ダ1800m重賞における米国血統の好走例】
12年JCD2着ワンダーアキュート(父カリズマティック)
12年JCD3着ホッコータルマエ(母父チェロキーラン)
12年アンタレスS1着ゴルトブリッツ(母父シーキングザゴールド)
12年アンタレスS2着アイファーソング(母父デヒア)
11年JCD1着トランセンド(父ワイルドラッシュ)
11年JCD2着ワンダーアキュート(父カリズマティック)
11年マーチ1着テスタマッタ(父タピット、母父コンサーン)
11年マーチ3着インバルコ(父フサイチペガサス)
10年JCD1着トランセンド(父ワイルドラッシュ)
10年JCD2着グロリアスノア(父プリサイスエンド)

このように、アメリカの重賞級レースで勝ち鞍のある馬、または、重賞級レースの勝ち馬を種牡馬として輩出しているような、『米国血統』を持っている馬が頻繁に馬券に絡むのが阪神ダ1800mの特徴。ダートの重賞なので、本場アメリカの血統が強いと言われると、「当たり前じゃないか?」と思われるかもしれませんが、たとえばフェブラリーSが行われる東京ダ1600mなんかはロベルト系の重要性が高く、あまりコテコテの米国パワー血統だとスピード負けすることもしばしば。その意味で、米国血統保持馬が順当に結果を出す阪神ダ1800mというコースは、純粋なダート戦に対する高い適性が要求される舞台であると言うことができます。

この観点から、今年のメンバーで買うかどうか考えるべき存在を抽出します。

1.セイカプリコーン(母父フレンチデピュティ)
6.チョイワルグランパ(母父プライベートアカウント)
7.オーブルチェフ(父マリブムーン)
9.フレイムオブピース(父ウォーエンブレム)
10.ホッコータルマエ(母父チェロキーラン)
11.バーディバーディ(母父シーキングザゴールド)

ここまで馬を絞り込んだ上で、2つの選択肢を考えました。

1.オーブルチェフの単勝一本
2.フレイムオブピースの複勝厚め

このレースにおいて、JCDの勝ち馬ニホンピロアワーズと同レース3着で近走の成績が充実しているホッコータルマエの2頭の存在は無視できません。ニホンピロは仕上がりがどうの59キロがどうのと言われていますが、JCDであれだけのパフォーマンスを出した馬が、そんな理由でコロッと圏外に飛ぶとは思えません。また、後者も大したことのない相手だったとはいえ、近走の走りは圧巻の一語。順調に使われている強みも加味すれば、やはり大きく負けることは考えづらいでしょう。実績馬が崩れにくいダート重賞という下地を考えると、この『2強』が存在するレースであるという認識は、本命馬選び、そして馬券を選択する上で大前提としなければなりません。

当初は7.オーブルチェフの単勝一本を考えていました。米国血統のマリブムーンを父に持っていることで血統的な好走パターンに嵌っており、ダート4戦4勝と未知の魅力たっぷり。長期休養が嫌われて人気が落ちているようなら、ここ一発勝負を狙うのも手かな?と。2強より強いという可能性を残している馬は、今年のメンバーでこれだけでしょうからね。
ただ、冷静に考えるとやはりコレは無理筋でしょう。たしかに、プラタナス賞のパフォーマンスは掛け値ナシに優秀です。あの時点であれだけ走れれば、相当の能力を秘めていることは間違いありません。しかし、それが2歳戦だったということがひっかかります。仕上がり状態がどうのという以前に、『確実な成長』が求められているのが今回だからです。プラタナス賞であれだけの走りをした馬なら、順当に成長した場合、ココで2強を負かし得る馬になるという考え方は正解だと思いますが、この『順当に成長した場合』という部分がどうしたって希望的観測の域を出ないわけです。稽古を何本やろうが、その稽古でどれだけの動きを見せようが、結局のところレースをやってみないことにはわからない面を残します。ひょっとしたら早熟でしたという可能性もあるわけです。マリブムーンという血統を考えると、その可能性は決して否定できません。長期休養明けとただでさえリスクが大きい以上、もう一段、未知の部分に頼るのは危険が勝ります。

というわけで、ここはニホンピロとホッコーはもうしょうがないと割り切って、残る空席1つに滑り込む穴馬を探し、その複勝を狙うという作戦を採用します。いつも書いていることですが、穴馬の単複の場合、馬券になる席は3つありますから、どうしても逆らえない人気馬が2頭いたとしても、まだ1席あると考えることができます。これは穴馬の単複の大きな利点。そして、今回のようなハッキリとした2強が存在する以上、ボーナス払いの単勝に過度な期待を寄せることは禁物と言えます。2頭とも負かすという可能性は最初から極めて低いと割り切っているわけですから、むしろ残り1席に滑り込むというコンセプト通り、3着滑り込みのケースを想定して複勝を厚めに持っておくべきです。

この考え方なら、人気と可能性のバランスが最も適当な馬は9.フレイムオブピースだと考えられます。血統的にこの条件に適した米国血統ウォーエンブレムを持っていることを前提に、初の重賞挑戦となった前走でメドを立てたという点、中距離ダートでまだ底らしい底を見せていないという点、2戦2勝の阪神替わりと、加点材料もちゃんと存在します。斤量増が嫌われる格好で人気が落ちているなら、むしろ狙い目と考えることはできるでしょう。今回はこちらを採用したいと思います。

※アンタレスS(G3)の勝負馬券は4/13(土)11時頃にうまスクエアサイト『穴馬券ネオメソッド』で公開!

【by境和樹】

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