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【うまスクエア】ディープ産駒に歯向かえる根拠/きさらぎ賞 

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posted2013/02/01 19:55

【うまスクエア】ディープ産駒に歯向かえる根拠/きさらぎ賞<Number Web>

【日曜】京都11R きさらぎ賞 芝1800m

◎2.マズルファイヤー

2年連続でディープインパクト産駒が勝ち、昨年にいたっては1~3着を独占。ドリームパスポートが勝った2006年あたりからクラシック直結性が極めて高くなっているレースであり、その意味でこのディープ産駒の傍若無人ぶりも頷けるもの。普通に考えれば素直に降参した方が身のためでしょう。

しかし、今年に関しては事情が違うと踏んでいます。その理由が、今年のディープ産駒のイマイチっぷりです。

【ディープ産駒の成績】
11年3歳世代(10.06.20~11.01.30)
総合 45-34-31-106/216 勝率20.8% 連対率36.6%
2勝以上した産駒の数 7頭
重賞 1-2-4-15/22 勝率4.5% 連対率13.6%

12年3歳世代(11.06.26~12.01.29)
総合 38-36-21-121/216 勝率17.6% 連対率34.3%
2勝以上した産駒の数 8頭
重賞 5-1-0-9/15 勝率33.3% 連対率40.0%

13年3歳世代(12.06.02~13.01.27)
総合 47-24-22-110/203 勝率23.2% 連対率35.0%
2勝以上した産駒の数 7頭
重賞 0-2-1-9/12 勝率0.0% 連対率16.7%

過去3年について、クラシック世代のディープ産駒の現時点(2歳戦スタートから翌年1月終了時点)における成績をまとめてみました。
数字が示すとおり、今年のディープ産駒は決して不作というわけではありません。勝ち上がり率はむしろ過去最高と言っていいくらいです。
しかし、問題は、これだけ勝っているのに、2勝以上挙げている馬の数が例年と変わらないこと、そして、何よりも重賞におけるパフォーマンスの低さ。ここまで、この世代のディープ産駒は重賞未勝利。そもそも、これだけ勝っているのに重賞まで駒を進める数が少なすぎます。そして、肝心のところで勝ち切れていない。これはディープらしくありませんね。
このことから、今年のディープ産駒に関しては、(あくまで現時点の話ですが)「ソコソコの質にはあるが、大物がいない」という仮説が成り立ちます。クラシックを占うという意味で、かなり不安な状況にあるわけです。

さて、冒頭で述べたように、きさらぎ賞というレースはクラシック直結性が高いレースです。要するに、クラシックまで追い駆けられるような大物が順当に結果を出すレースです。だからこそ、近2年はディープ産駒だったのです。結果的にステイゴールド産駒に追いやられたものの、やはりクラシック戦線の中心にいたのはディープ産駒でしたから。
そう考えると、現時点において“大物不在”の可能性がある今年、クラシックで主力級の扱いをされない可能性がある今年、ディープ産駒がその登竜門であるこのレースから取りこぼすというシーンは十分に考えられるわけです。繰り返しますが、これはあくまで“現時点”での成績を切り取って出した仮説です。このレースが世代最初の重賞勝ちとなる可能性はありますし、結果的にクラシックもディープ産駒という流れも有り得ます。しかし、少なくとも現時点で、例年に比べて勢いがないということは紛れもない事実。その状況下においても、このレースはどうせ今年もディープ産駒が人気の上位を占めるでしょう。ならば、「きさらぎ賞はクラシック直結性が高いからこそ、今年のディープ産駒は軽視できる」という逆張り的な発想で穴を狙った方が得だと考えることができます。

今年は反ディープが旗印、その朱槍は2.マズルファイヤーに任せます。
前走で未勝利を勝ち上がったばかりですが、その前走のパフォーマンスは極めて優秀。12.5-10.7-11.4-12.0-13.3-12.5-12.2-12.3-12.7というラップの形は、典型的な差し馬向きラップであり、これを先手で押し切るという芸当は、かなり能力が抜けていなければできません。
このレースの勝ち馬で、後にダービー2着、菊花賞1着とクラシックの主役となったアサクサキングスと同じホワイトマズル産駒。反ディープを掲げるのなら、これくらい真逆のスタミナ型Nダンサー系産駒を採るのが筋というものでしょう。今年はこの馬の前残りで波乱が起きると見ました。

※きさらぎ賞(G3)の勝負馬券は2/2(土)11時にうまスクエアサイト『穴馬券ネオメソッド』で公開!

【by境和樹】

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血統スナイパー・境和樹とは?
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