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石川遼不在の日本ツアー、
今シーズンの注目株は?
~43歳、藤田寛之が送るエール~ 

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三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byTaku Miyamoto

posted2013/01/31 06:00

石川遼不在の日本ツアー、今シーズンの注目株は?~43歳、藤田寛之が送るエール~<Number Web> photograph by Taku Miyamoto

今季から米ツアーに本格参戦する石川。マスターズには3度目の特別招待で5年連続出場。

 石川遼が、4月のマスターズ出場を決めた。

 だが、「驚きです」と本人も認めるように、世界ランキング50位以内の枠ではなく、主催者側からの特別招待による選出だった。

 今シーズンから米ツアーに本格参戦する石川にしてみれば、マスターズ前までに米ツアーで1勝して「世界ランキング50位以内」に入り、文句なく出場資格を得ようという気持ちがあっただろう。

 5年連続出場となったが、過去4回中1度しか予選を突破していない。今回は彼にとっても正念場となるに違いない。

 正念場と言えば、もう一つ気になるのは、石川が不在となる今シーズンの日本男子ツアーはどうなるのかということだ。

20代では藤本や池田、30代では谷原、宮里優に期待。

 ただでさえ、国内での試合数が昨シーズンよりも2試合減って、低迷が懸念されている。

 世界ランク50位以内の枠でマスターズ出場を決めた43歳の藤田寛之は、「もっと20代、30代の選手に輝きがあってもいい。欧米ツアーではその世代の選手が輝いている」と言う。

 20代では、昨年ツアー入りし、1年目にして賞金ランキング5位、最優秀新人賞を受賞した藤本佳則(23歳)や、自ら手をあげて選手会長となった池田勇太(27歳)に期待したい。

 30代では「また米ツアーに挑戦したくなった」と目標設定を高めた谷原秀人(34歳)が興味深い。そして、昨シーズンに何度となく優勝争いの渦の中に入り込んだ32歳の宮里優作もそろそろ開花していい時期だ。

 日本男子のスターである石川遼が日本ツアーを留守にすることは、人気という面では確かに痛いかもしれない。

 ただ、だからこそ逆に「今がチャンス」という気持ちで伸び伸び戦う選手がでてくると面白いと思うのだ。

「世界の中で戦えるという夢が、手が届かないのなら諦めるけれど、そんなことはないと思うんです。ショットの精度を高めて、頭を使い、技量と体力も向上させれば、届く可能性があると思うべきなのです」

 40代の藤田ですらこう考えているのだ。20代、30代の選手なら、その志をより強くもってもいい。そういう選手こそが今シーズンの主役になるだろう。

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