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「松田直樹メモリアル」が燃えた!!
中田、中山らが感じた“つながり”。 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTsutomu Takasu

posted2013/01/26 08:02

「松田直樹メモリアル」が燃えた!!中田、中山らが感じた“つながり”。<Number Web> photograph by Tsutomu Takasu

この日の試合では、2006年に現役引退した中田英寿が素晴らしい体のキレを見せていた。イベントとしての試合という枠を超え、出場した全選手、全観客が共に熱く燃えた日となった。

 天国にいる松田直樹も、きっと雄叫びを挙げたに違いない。

 後半ロスタイム、昨シーズン限りで引退を表明したゴン中山こと中山雅史が、相手GKの股を抜く“技ありシュート”を決めた。元日本代表、マリノスOBが集う「Naoki Friends」が松田の出身地である群馬県出身のJリーガーチームに4-4の同点に追いついたその瞬間、1万人を超える観衆をのみ込んだ正田醤油スタジアム群馬がドッと沸いた。

 観客の投票によってMVPに選ばれた中山は試合後、張りのある大きな声で集まったファンに挨拶した。

「マツがこの状況を見て、笑顔でいてくれることを祈ります!」

 割れんばかりの拍手がスタジアムを包んだ。晴天に恵まれた1月20日の日曜日、松田の故郷で行なわれた追悼のチャリティーマッチ。ここにいる誰もが、あのニカッと笑う松田の豪快で愛くるしい笑顔を自分の心に映し出したはずだった。

中田、名波、福西、前園らが一堂に会する凄い光景が!

 あれからもう1年半の歳月が経つ。

 松本山雅(当時JFL)でプレーしていた松田は練習中に倒れ、急性心筋梗塞でこの世を去った。日本を代表する偉大なディフェンダーの突然の死は、国内にとどまらず、世界に大きな衝撃をもたらした。

 その後、サッカーに対する彼のほとばしるほどの情熱をサッカー界に刻むべく、親友の安永聡太郎、佐藤由紀彦が中心となって一般社団法人「松田直樹メモリアル」を設立。昨年1月には日産スタジアムで「松田直樹メモリアルゲーム」が大々的に開催され、「Naoki Friends」、横浜F・マリノス・OB、松本山雅が参加した。「Naoki Friends」には中田英寿をはじめ松田とともに日の丸をつけて一緒に戦った面々が一堂に会した。

 今回は横浜開催から1年ぶりとなる第2弾。「Naoki Friends」には冒頭の中山、中田に加えて、名波浩、久保竜彦、福西崇史、三浦淳寛、中西永輔、田中誠、前園真聖らが参加。現役選手の招待が難しいという事情もあってOB中心の編成となったが、豪華なメンバーが忙しいスケジュールの合間を縫って顔をそろえた。イベントが一過性で終わるのではなく、第2弾でも仲間が次々に集まってきたことに意義を感じる。

【次ページ】 安永が語る“命のつながり”と“仲間のつながり”。

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