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遠征アスリート御用達! 機動力&収納力が際立つプロユースのキャリーバッグ。 

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奥山泰広&高成浩

奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)

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photograph byNanae Suzuki

posted2013/01/23 06:01

遠征アスリート御用達! 機動力&収納力が際立つプロユースのキャリーバッグ。<Number Web> photograph by Nanae Suzuki
アスリートの心の中に渦巻くブツ欲を赤裸々に紹介し、解消していくこの企画。「ご意見番」として登場するのは、ファッション&モノ業界で長年活躍する“スマート”奥山泰広氏と、その相棒の“ワイルド”高 成浩氏。

キャリーバッグ、あるいはトロリーケースとも呼ばれる、小型の車輪付きバッグがアスリートの間で人気だ。なにかと身の回り品が多くなりがちな遠征には、機能的なキャリーバッグが非常に便利なのだ。そんなおり、石垣島トライアスロンを控えた高氏が、差がつくキャリーバッグを物色中らしく……。

奥山   プロスポーツはいよいよキャンプシーズンですね。また、欧州サッカーだとウインターブレイクの期間に、日本選手が続々帰国していました。テレビのスポーツニュースでは、そうした有名選手を空港でつかまえて、シーズン前半戦の反省や後半戦への意気込みをインタビューしていたんですが……。で、それを見ていて、ふと気づいたことがあるんですよ。

   まさか、もうシーズンの全順位予想ができたとか?

奥山   スポーツ評論家じゃあるまいし、そんな専門的な“目”で見るわけないでしょ。っていうか、本当の評論家だって、さすがにこの時期じゃあまだ早すぎますよ。

   では、サッカー選手ってファッショナブルなのに、プロ野球選手の格好ってあか抜けないとか!?

奥山   NPBから怒られますよ。そうじゃなくて……、みんな一様に、キャリーバッグを引いていることに気づいたんです。これって、ここ最近の現象だと思うんです。

機動力、収納力、そして斬新なデザイン性が魅力のズーカ。スポーツアスリートやクリエイターに人気だ。 

   そういえばそうだね。昔のプロ野球選手は、ダッフルバッグを肩掛けしている人が多かったな。ベテラン選手ともなると、クラッチバッグだけだったけど。俺の“東京~石垣島/二重生活”も10年になるけど、空港でキャリーバッグが目に付くようになったのは、ここ3~4年くらいだね。

奥山   その理由として、空港の拡大が考えられませんかね!? ほらっ、羽田空港がどんどん広くなって、ロビーでチェックインしてから飛行機に乗るまで、結構歩くじゃないですか。で、キャンプ地が九州~沖縄地方に集中したこともあって、選手たちは皆、広い空港の移動にキャリーバッグを使うようになったんじゃないでしょうか。

   そうそう! 特に沖縄方面って端っこのゲートが多いから、いつも延々歩かされるんだよな(苦笑)。ま、俺の愚痴はさておき、ゲートまでの距離が長くなるのと比例して、キャリーバッグ利用者が増加したのは間違いないね。

アメリカ西海岸生まれのズーカ。もともとは児童の通学用!?

   キャリーバッグを引いて軽快に歩いている旅行者を見ると、正直羨ましい気持ちになるんだよね。何かいいバッグないかな?

奥山   バックパック背負って、「気分はいつでもヘビーデューティだぜ」ってうそぶいてたじゃないですか。または、ヨレヨレに使い古した小型スーツケースを持って、「旅は身軽だぜ~」ってほざいてたくせに!

   いや、それがさ、この歳になるとサ、重いバックパックのショルダーベルトが肩に食い込むのが辛くてね……スーツケースを片手に長時間持っていると、五十肩がぶり返しそうなんだよ(泣)。

奥山   つ、辛いっスね。んじゃあ、とっておきのキャリーバッグを紹介しましょう。それはズバリ、『ZUCA(ズーカ)・プロ』です。

   おおっ! 大胆に穴抜きされたアルミフレームとインサートバッグの組み合わせが、とても斬新だね。

奥山   2004年にアメリカ西海岸で誕生したズーカは、もともとは児童用のバッグだったんです。アメリカの子供たちって教材がたくさん入った重いバッグを抱えて通学しなきゃいけなくて、腰痛になるコが多かったらしいんです。それを見かねたひとりのお母さん、ローラ・ユードラが技術者である夫ニックと作ったのが始まり。軽くて引きやすく、階段も楽々登れるキャリーバッグのおかげで、子供たちは大喜びで通学できるようになったそうです。

   へえ~、ちょっと感動したな。その児童用キャリーバッグを、原宿や表参道で可愛いオンナのコが引いているのを見かけたぜ。羽田空港では、カメラマン風の男性が引いていたっけ。カタチが印象的だから、気になってたんだよね。

奥山   そのとおり。軽量かつコンパクトな本体は非常にタフなうえに、荷物がいっぱい入る優れた収納力と、段差をモノともしない機動力がプロカメラマンやメイクアップアーティストに大ウケ! 高さんが見かけた空港の男性はロケに出かけるトコロだったんでしょうし、原宿のオンナのコはきっとヘアメイクだと思いますよ。

【次ページ】 どんな路面でもスムーズかつ静かに移動できる!

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