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歴代代表監督の“練習公開”から探る、
ザックジャパンの情報戦略とは?  

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2013/01/22 10:31

歴代代表監督の“練習公開”から探る、ザックジャパンの情報戦略とは? <Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2013年最初の試合、2月6日のラトビア戦では、新戦力の招集も期待される。

中村俊輔がオシムジャパンにすんなり合流できた理由。

 ザッケローニの指示のもと、映像は原博実技術委員長の解説つきだっていい。ザッケローニのメッセージビデオであってもいい。情報が少ない以上、新しくチームに入っていく選手にはそういった情報の“アシスト”が必要になってくるのではなかろうか。

 かつて、中村俊輔がオシムジャパンに初めて合流する際、彼は選手からも練習方法の情報を集めていたし、オシムに関する書籍にも目を通していた。要するに、代表の試合ばかりが情報ではないのだ。チームの現状、練習方法、オシムの考え方などある程度の情報を持っていたからこそ、すんなりとチームに入っていくことができたのだと言える。

 たかが情報というなかれ。

 対内的な情報戦略がザックジャパンの底上げを図るひとつのカギとなるはずである。

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