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CLベスト16組合せ決定。
レアルVSマンU、2つの再会。
~クラシコが左右する因縁対決~ 

text by

豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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photograph byAFLO

posted2013/01/17 06:00

CLベスト16組合せ決定。レアルVSマンU、2つの再会。~クラシコが左右する因縁対決~<Number Web> photograph by AFLO

 古き良きライバルとの再戦――。

 UEFAチャンピオンズリーグベスト16の組み合わせが決定した直後、スペインのAS紙はこんなタイトルでマンチェスター・Uとレアル・マドリーの組み合わせを報じた。

 ミラン対バルセロナ、バイエルン対アーセナルなど、早くも強豪同士の対戦が実現した今回のベスト16だが、その中でも最も注目を浴びているのがこのカードだ。

 両者はCLの歴史において数々の名勝負を生んできた。8度の対戦でマドリーの3勝3分け2敗と、成績もほぼ互角。レドンドがヒールキックで華麗に相手をかわしたプレーは、今でも映像がUEFAイベントで使われるなど、大会を象徴するシーンにもなっている。

ファーガソンとモウリーニョの、勝負を超えた人間同士の関係。

 注目される理由は、そんな歴史的背景以外にもある。

 まずはファーガソンとモウリーニョいう両指揮官の存在がある。対戦が決まった後、ファーガソンは「ベスト16で一番のカードだ。モウリーニョと再会する最高の機会だし、良いワインを頼んでおく」と語り、難しい組み合わせにも、再戦を心待ちにしていた。

 ファーガソンはモウリーニョを監督として極めて高く評価している。モウリーニョがチェルシーの監督だった頃はピッチ内外で何度も揉めたが、一度試合が終われば監督室に呼び酒を飲みかわした仲でもある。モウリーニョが「あの文化が恋しい」と語るように、そこには勝負を超えた人間同士の関係があった。

 首位バルサとの勝ち点差が16に広がりリーガ優勝が難しくなったことで、モウリーニョは今季終了後に退団するとの噂もある。彼の次の行き先として囁かれているのは、そのマンチェスター・Uでもある。

 もうひとつの再会は、クリスティアーノ・ロナウドのオールド・トラッフォードへの帰還だ。

 '09年夏、半ば強引にマドリーへ移籍した元エースに対し、マンUサポーターはどんな反応を見せるのか。ロナウドはペレス会長や一部チームメイトと問題を抱えており、すでにクラブ側に移籍の希望を伝えているともいわれている。英国ではマンU復帰の可能性も報じられるなど、2月の対戦にかけては彼の将来も含めた様々な話題が出てくることだろう。

【次ページ】 今年もマドリーを苦しめる強行日程。

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