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<五輪アスリートの3食拝見!> 上田藍 「トライアスロンは食べられる選手が強い」 

text by

林田順子

林田順子Junko Hayashida

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photograph byAFLO

posted2013/01/08 06:00

<五輪アスリートの3食拝見!> 上田藍 「トライアスロンは食べられる選手が強い」<Number Web> photograph by AFLO

ハードな練習が続く中、食べることで体を回復させる。

 トライアスロンの練習はハードだ。長時間の練習となるとスイム7km、自転車100~130km、ラン15km。練習時間は8時間にも及び、摂取したカロリーはほぼ消費される。

「朝ご飯を食べるのはスイムと自転車練習の合間。結構慌ただしいのですが、それでも休憩時間の1時間みっちり食事に使います。昼食や夕食は1時間半、量が多いときは2時間半かける。トライアスロンの練習は内臓疲労になりやすいんです。その状態で早く食べると、よけい内臓が疲れてしまう。内臓に負担をかけず、吸収をよくするために、よく噛んで、ゆっくり食べることが大切なんです」

 トライアスロンは「食べられる選手が強い」と上田は言う。合宿も後半にさしかかると、過酷な練習の影響は内臓へと向かう。疲労が蓄積し、量のある食事を食べられなくなる。そうなると、ハードな練習メニューがこなせなくなる。

「次の日に練習をつなぐということは、食べて体を回復させるということ。食事の影響は数日たって体に現れます。後半までよい練習をキープするためには、食事まで含めてベストな状態を継続していかなくてはいけないんです」

ベストなコンディションを保つために、考え抜いて食べるアスリート達。
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