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DREAMが外資系年末イベントで復活!
真価が問われる“大晦日恒例行事”。 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph bySusumu Nagao

posted2012/12/28 10:30

DREAMが外資系年末イベントで復活!真価が問われる“大晦日恒例行事”。<Number Web> photograph by Susumu Nagao

12月31日に行なわれる大会に向け、手をとりあったDREAMとGLORYの面々。新生DREAMはその真価が問われることとなる。写真左から北岡悟、川尻達也、高谷裕之、GSI(グローリー・スポーツ・インターナショナル)のピエール・アンデュランド会長、スコット・ラッドマン、バス・ブーン、笹原圭一広報。

 今年の大晦日も、さいたまスーパーアリーナで格闘技イベントが開催される。格闘技ファンにとっての“年中行事”だけに、開催決定にほっとしたファンは多いだろう。やはり大会場ならではの高揚感は特別なものがある。

 ただ、大会の様相はこれまでとは大きく違うもの。“おなじみの大晦日”ではない。

 大会名は『DREAM.18&GLORY 4~大晦日SPECIAL2012~』。総合格闘技大会DREAMと、欧州のキックボクシング大会GLORYの合体イベントである。

海外団体「GLORY」の出資で延命を図ったDREAM。

 昨年、DREAMは経営母体だったFEGと離れ、アントニオ猪木率いるIGFと組み『元気ですか!! 大晦日!! 2011』を開催。だが、その後は資金の問題もあり活動休止状態に陥った。

 大会開催の噂が浮かんでは消え、大晦日の会場使用権のタイムリミットも迫る中、ようやく出資者が見つかる。それがGLORYだった。海外の団体からの出資を得て、DREAMは延命。つまり今大会はDREAMの復活イベントであると同時に、“外資系”となった新生DREAMのスタートでもある。

 もともとは12月2日に幕張メッセで開催予定だった立ち技イベント『GLORY 4』も合流し、30試合近くのロング興行として、今大会は開催される。キック部門の目玉は、ヘビー級トップファイター16人が参加するワンナイト・トーナメントだ。

立ち技ヘビー級最高のメンバー+総合も日本を代表する面々。

 セミー・シュルト、ピーター・アーツ、レミー・ボンヤスキーといったK-1 GP優勝経験者に加えグーカン・サキ、エロール・ジマーマンら新世代の強豪もエントリー。立ち技ヘビー級で最高のメンバーと言っていい。

 総合格闘技は日本人選手中心のマッチメイク。DREAMのエースである川尻達也はUFCから戻ってきた小見川道大と初対決を行ない、連勝中のDEEP王者・前田吉朗はDREAMバンタム級王者のビビアーノ・フェルナンデスに挑む。他にも北岡悟、高谷裕之といった日本トップ選手が参戦。活動休止状態の時にDREAMを離脱し、シンガポールの団体ONE FCと契約した青木真也も、両団体の提携関係によって出場が決まった。

 立ち技は世界最高のメンバー、総合も日本を代表する選手たちが揃った。とはいえ、それで成功が確約されたというわけではない。

【次ページ】 “大晦日”以上の開催意義をファンに与えられるか。

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