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もはやサッカーマイナー国ではない!
プレミアを席巻するベルギーブーム。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2012/11/23 08:02

もはやサッカーマイナー国ではない!プレミアを席巻するベルギーブーム。<Number Web> photograph by AFLO

今夏、チェルシーに4000万ユーロで加入したアザール。リーグ序盤の勢いは影を潜めているものの、12節終了時点で、全試合に出場し、3得点5アシストを挙げ、ベルギーブームの象徴的存在となっている。

2年後のブラジルW杯では「優勝候補」の仲間入り!?

 クラブも本人も望む形で、逸材が若くして国外に移籍してしまうことから、ここ数年間、ベルギー国民は代表の未来が明るいことに気付かずにいたようだ。代表戦のスタンドは埋まらず、親善試合では母国のテレビ局にそっぽを向かれることもあった。前回W杯の予選前には、国民の代表離れに歯止めを掛けるべく、攻撃センス溢れるMFだったエンツォ・シフォなど、往年の代表スターが、協会主導の集客キャンペーンに駆り出されたほどだ。

 だが、今年に始まった2014年大会予選では、海外からのベルギー評が母国にも届いていることだろう。イングランドでは、自国のプレミア贔屓も相俟って、本大会の「優勝候補」に推す声すらある。

 たしかに、今季のプレミア選手でベルギー代表が構成できる。

 GKにはミノレ。DFはボヤタ、コンパニ、ベルトンゲン、ベルメーレン。MFとしてはミララス、フェライニ、デンベレ、アザール。前線にはルカクとベンテケがいる。実際の代表スタメンには、プレミアからの海外レンタル組2名も含まれる。ペトル・チェフの後任守護神と目される、ティボウ・クルトワ(現アトレティコ)と、一部では「アザール以上」とも言われる、ケビン・デブライネ(ブレーメン)という、チェルシー契約下の20歳と21歳だ。

 年内のW杯予選4試合を終えて、ベルギーは負け知らずのグループ首位。

 再来年の本大会後には、今年、マンチェスターの両軍とチェルシーのターゲットと噂されながら、ロシアのゼニトに移籍した代表MFアクセル・ビツェルもプレミアのベルギー人リストに名を連ねているかもしれない。リバプールとアーセナルは、既に、U21代表MFデニス・プラートに注目している。ベルギー人勢力は、どうやら一過性のブームでは終わりそうにない。

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エデン・アザール
チェルシー
アストン・ビラ
クリスティアン・ベンテケ
シモン・ミノレ
サンダーランド
ロメル・ルカク
マルアヌ・フェライニ
バンサン・コンパニ
マンチェスター・シティ
アーセナル
トーマス・ベルメーレン
ムサ・デンベレ
ケビン・ミララス
エバートン
トッテナム
ヤン・ベルトンゲン
デドリク・ボヤタ
トゥベテ
ティボウ・クルトワ
ケビン・デブライネ
デニス・プラート
アクセル・ビツェル

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