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女子ゴルフに若年化の波。
13歳の高橋恵に要注目。
~クラブの進化がゴルフ界を変える~ 

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三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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posted2010/06/22 06:00

女子ゴルフに若年化の波。13歳の高橋恵に要注目。~クラブの進化がゴルフ界を変える~<Number Web> photograph by AFLO

リゾートトランスレディスで、女子ツアー年少記録史上3位で予選突破を果たした高橋恵

 6月22日から北海道ツキサップゴルフクラブで始まる日本女子アマチュア選手権。日本ゴルフ協会の発表によると、出場全選手の平均年齢は18.4歳。これは、昨年の19.1歳を下回る史上最低年齢であるという。

 ちなみに、年齢層は10代が105名、20代が23名、30代が4名、40代が4名、50代が2名。最年少出場者は、勝みなみさん(鹿児島市立名山小学校6年)で、なんと11歳11カ月である。

クラブの進化がジュニアゴルファー台頭の要因に。

 年々、若年化が顕著になっている理由はいくつかあるが、大きな要因として道具の進化があげられる。昔は、道具を扱う器用さが必要で、それを身につけるのに年月もかかり、経験から学んでいかなければならなかった。そもそもボールは曲がるもの。それをどうやってコントロールするかが大きく求められたのだ。

 いまのクラブは、慣性モーメント(ボールの回転しにくさ)が大きく、身体能力を生かして、気持ちよく体を使って振り切れば曲がらずに飛ぶ。逆に小手先を使えば、曲がるし、飛ばない。

 つまり、幼いころから腕力や小手先でないスイングを身につけ、自分の体を中心に、澱みなく振れば飛ぶことを覚えれば、いいスコアに結び付く近道になったといえる。また、道具の進化に伴って、ジュニアを教えるコーチや学校が増えたことも影響しているだろう。

中2女子にしてドライバーの平均飛距離は270ヤード! 

 そんな若年化した女子アマ界でひときわ注目されるのが高橋恵である。佐久長聖中学2年生、13歳321日で、国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の予選通過を果たし33位となった。

 彼女曰く「(プロの試合で予選通過したことで)自分に、まだ足りないものが見えてきた」。

 昨年7月にフランスで開催された「エビアンマスターズジュニアカップ」では個人優勝を果たした。なによりも将来有望なのは、172cmの長身。ドライバーの平均飛距離は270ヤードで、290ヤード飛ばしたこともあるという。

 日本女子アマチュア選手権で70%以上を占める10代選手。ほかにも藤田光里(北海道・札幌光星高校1年)、柏原明日架(宮崎県・東大宮中学3年)、鈴木愛(徳島県・倉吉北高校1年)などがいる。

 今後、日本のゴルフ界は、ますます若年化の一途を辿るに違いない。

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