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カメルーン 

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posted2010/06/01 00:00

カメルーン<Number Web>

  最終予選の初戦でトーゴに敗れたカメルーンは、迷わずフィスター監督を解任。元代表GKのヌコノを暫定監督に迎えホームのモロッコ戦に臨んだが、そこでも痛恨のスコアレスドロー。2試合で勝点1という窮地に追い込まれた。だが、ルグエン監督の就任を機に息を吹き返した“不屈のライオン”は、規律の中で個々が才能を発揮するスタイルで4連勝を飾り、見事2大会ぶり6度目の本大会出場を成し遂げた。
  今大会、グループリーグ突破は最低限のノルマ。目標は1990年のイタリア大会以来となる8強進出だ。今年1月に開催されたアフリカネーションズカップでは、準々決勝でエジプトに敗れるなどチームの完成度の低さが目についた。伝説のチームが残した過去最高位に並ぶには、攻守両面の連動性が足りないとの見方はある。
  それでも、攻撃陣のタレントは列強にも引けを取らない。特に、過去3度アフリカ最優秀選手に輝いているエトーは、今大会屈指のストライカーと言える。インテルでも好調を維持しており、最高のコンディションで南アフリカの地に立てそうだ。最終予選を2失点で切り抜けた守備も大崩れの心配はない。ベテランのR・ソングやジェレミが調子を落としているのは気掛かりだが、ヌクルなど若手の台頭が心強い。規律とバランスを重んじるフランス人指揮官の下、組織的な守備が浸透すれば、20年前に匹敵する衝撃を残す可能性は秘めている。

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