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日本 

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posted2010/06/01 00:00

日本<Number Web>

  W杯イヤーに入って暗雲が垂れ込めている。ホームで開催された2月の東アジア選手権ではライバル韓国に惨敗して3位に終わり、4月のセルビア戦でも国内リーグの選手を集めた2軍相手にまったくいいところなく0-3で敗れた。結果を残せない岡田監督に対する批判が高まりながらも、現体制のままで南アフリカに向かうことになる。
  岡田監督は勤勉性、敏捷性といった日本人の特徴を活かす「全員攻撃、全員守備」スタイルの確立を目指し、攻守の切り替えの速さ、素早いボール回しなどのコンセプトに沿ったチーム作りを進めてきた。強豪オランダ、ガーナに真正面から挑んだ昨年9月のオランダ遠征では、その方向性に一定の成果が表われていることを証明している。
  しかし、ハードワークを全員に要求するこのスタイルは、コンディションの良さ、均一性が大前提となる。東アジア選手権が不甲斐ない結果に終わったのは、オフ明けで選手のコンディションがバラバラだったことも理由にある。
  現在、ケガを抱える主力が少なくなく、チームの中核を担う中村俊、遠藤らもコンディションに不安を隠せない状況。岡田ジャパンのスタイルは限定的な条件において最大限に効果を発揮することから、グループリーグの3連戦を今のスタイルだけで乗り切れるとは考えにくい。
  基本コンセプトを踏まえたうえで相手によって守備的にシフトすることも選択肢のひとつ。指揮官のチームマネジメントがグループリーグ突破のカギを握ることになる。

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