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ドイツ 

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posted2010/06/01 00:00

ドイツ<Number Web>

  前回大会で3位、EURO2008で2位とくれば、次に狙うは優勝だ。予選を無敗で勝ち抜いたドイツは、“昨年末までは”大きな期待を集めていた。実際にレーブ監督も「目標は優勝」と宣言してきたが、3月のアルゼンチン戦で攻撃陣が沈黙し、0-1と敗れてから国内は悲観ムードに包まれている。指揮官がメンバー選考で重視するのは代表での実績と貢献度。現代表の強みはこうした選手選考に基づく継続性であるはずなのだが、レーブ政権発足後から一貫して強化してきたはずの攻撃が機能不全に陥ったのだ。
  この試合以降、レーブ監督の選手選考に対する批判が鳴りやまない。事実、代表では先発に固定されているクローゼやポドルスキは今季、クラブで不振に喘いでいる。だが、レーブ監督は“妙な”自信をのぞかせる。その根拠は、'04年から提携している米アスリーツパフォーマンス社の存在だ。同社は、選手が本大会で最高のパフォーマンスを出すためのプログラム作りを担う。本大会の前には、足の速さや関節の柔らかさなどを基準にチームを数人ずつのグループに分けて基礎トレーニングを行ない、選手のコンディションを最高の状態にもっていく予定。指揮官はEURO2008の成功を引き合いに出し、その成果に胸を張る。
  たしかに、今大会は久しぶりに冬に行なわれるので、高地で好パフォーマンスを出せるかがカギになる可能性は高い。そう考えると、コンディショニングに絶対の自信を持つドイツ代表が躍進することは十分に予想できる。

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