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栗原ケガでカープに4番問題勃発。
帯に短しタスキに短しで解決策は? 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

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photograph byHideki Sugiyama

posted2012/06/26 10:30

栗原ケガでカープに4番問題勃発。帯に短しタスキに短しで解決策は?<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2008年には右肘のクリーニング手術(遊離軟骨除去)をしており、2010年には死球で右手首を骨折。今回も右肘の故障とされ、手術に踏み切ったのだが……。

不眠に悩んだ栗原が安眠できるようになった理由とは。

 16日、17日の西武戦では2試合連続で右方向への本塁打を放ち、離脱中の栗原からお褒めの言葉もいただいたという堂林。今季初一軍を踏んだばかりとはいえ、そのスター性には「早すぎたんだ!」となることはわかっていても使いたくなるのは致し方なし。

 ちなみにその栗原健太。入院前に更新された5月のブログ記事で「抹消されてから夜に全然寝れなくなった」と悔しさを綴っている。さぞかし無念なのだろうと思いきや、その後はぐっすり眠れるようになったそうだ。その原因は後輩たちの頑張りではなく「昼間に寝るのをやめて出歩くようにしたから」であり、「よく考えてみたら悔しさよりも今は完璧に治したい気持ち」なのだとか。なんとも人柄が滲みでる、愛らしくも4番の余裕が感じられる余談。

超MLBマニアは新外国人エルドレッドをどう評価する?

 一方、「今すぐ使える新外国人を獲ってこい」、「大阪で野次られまくる某Aさん、帰ってこい。堂林の控えだけど」という外からの4番獲得を望む声も。

 この18日。球団は新外国人として、タイガース傘下の3Aトレドで今季24本塁打を放っている大砲・ブラッド・エルドレッドの獲得を目指しているという報道が流れた。

 球団首脳が明かした情報によると、このブラッド「右のギャレットのような感じ」とのことだが、その実力はまったくもって未知数。というわけで、今年の3月にこの連載内で新外国人助っ人の論評をしていただいた、超MLBマニアTomo&Tessyさんに、ブラッド・エルドレッド評を聞いてみた。

Tessy 「ブラッド・エルドレッドってまた名前がカッコイイですね。血に赤に黄金郷(エルドラド)ですよ。身長198cm の体重122kgのビッグサイズはまさに黄金郷。今季はあっという間に帰ったブラッド(ペニー)は出血大サービスという意味のブラッドでしたが、何かを持っているニオイがプンプンしますね」

Tomo 「わかっていることは明らかなパワーヒッターということ。それもケタ違いに、ですよ。今年までの10年間で、マイナーで251本もHRを打っています。怪我で1年間棒に振ったシーズンもありますので、驚異的な本数です。今年もAAAインターナショナルリーグで、6月半ばの時点で2位を大きく引き離してHRキングを独走中、OPSでもダントツです。ただし……たくさん三振します。 それも……豪快に、桁違いに 。リーグアベレージの2倍ぐらい三振します」

【次ページ】 ヤクルトの悪童ミレッジとの元チームメイト対決が見物。

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