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<マラソン特別講義> 長谷川理恵 「女性ランナーブームの火付け役」 

text by

林田順子

林田順子Junko Hayashida

PROFILE

photograph byAtsushi Hashimoto

posted2012/05/06 08:00

<マラソン特別講義> 長谷川理恵 「女性ランナーブームの火付け役」<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto
マラソンとは、最初から上手くいくスポーツではない。
失敗を乗り越えたからこそ満足のいく走りができる。
Number Do「RUNの学校。~ランニングが楽しくなる方法、教えます~」では、数々の実績を残してきた有名人ランナーを講師に迎え、マラソンにまつわる
自らの経験を語ってもらった。

今回、モデルでタレントの元祖・美ジョガー、長谷川理恵さんの“貴重な教え”を公開します!

 ランスカ、美ジョガーと拡大を続ける女性ランナーブーム。しかし、彼女の存在がなかったら、これだけ多くの女性が走りはじめていただろうか。

 10年以上も前から、走りつづけてきた長谷川理恵。いち早く健康的なライフスタイルを取り入れた彼女は、常に女性たちの注目の的だった。そんな元祖・美ジョガーの彼女が、長いマラソン経験のなかで得た答えとは――。

限界が分からないからこそ追い込めた初マラソン。

1973年12月1日、神奈川県生まれ。'93年雑誌『CanCam』の読者モデルとしてデビュー。2000年テレビの企画でホノルルマラソンに挑戦。以来、数多くのマラソン大会に出場。ベストタイムは3時間15分36秒。 

 実はマラソンは42kmを走るもの、ということさえも知らなかったんです。それがテレビの企画で「ホノルルマラソンを走ってみませんか?」というお話しをいただいて。マラソンに対しての知識も何もないのでコーチから「じゃあ4時間を切る目標で練習しましょう」と言われても、それがすごいのかも分からない。練習は「20km走れたら完走できる」って言われたので20km走までを、言われるままに練習していました。

 レース当日、20kmを過ぎた直後は「知らない世界だな」なんて思いながら走っていたんですが、だんだん感覚がなくなって、ゴール直前では周りの声も聞こえませんでした。でも時間だけは見えていたんです。倒れこむようにゴールしてギリギリ4時間切れました。

「4時間を絶対切る」と思って頑張っていたし、きっと初めてで限界が分からないから追い込めたんです。

初めてのゴール直後は、安心感と達成感で涙が。

 ゴール直後は、安心感と達成感でわ~っと涙が出てきて。でもあまりにも苦しすぎたので、2度とやることはないな、って思ってました。それが1カ月もしたらまた刺激がほしくなってきて(笑)。コーチに「また走りたい」と話したら「じゃあ今年は3時間30 分を切る目標で練習しましょう」って。とんとん拍子で記録が縮まるし、やればやるだけ速くなるので、どんどん面白くなっていったんです。

【次ページ】 「もうマラソンなんてバカらしい。やめよう」

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