言わせろ!ナンバー<結果レポート>プロ野球のビデオ判定は是か非か。

<結果レポート>プロ野球のビデオ判定は是か非か。

編集部より

 今シーズンからプロ野球で導入されたビデオ判定。今のところホームランかどうかを判定するだけにとどまっていますが、この制度の導入は果たして正しかったのかどうか。みなさんの意見は、少し意外なほどに「支持派」が多く集まりました。ほぼ7割の人が「支持する」で、「ルールを改善するなら」という条件付きの支持派も含めると、9割に届こうかという支持率でした。

 その背景には、相次ぐ誤審問題があるようです。誤審も含めて野球なのだ(スポーツなのだ)という意見もごく一部にはありましたが、当企画にご投票いただいた方々の多くは、審判の技術レベルと現行制度(審判4人制)に懸念を持たれているようです。

マスリラ = illustration
http://www.masulira.com/

 また日本では、大相撲ですでにビデオ判定が導入されているので、比較的抵抗なくプロ野球のビデオ判定を受け入れられた、という声もありました。

 導入初年度なので、今シーズンもビデオ判定をめぐっては論議が起きるかもしれません。しかしそれも年数を重ねると、当たり前になっていくのでしょうか。

ユーザーの声

ビデオ判定導入を支持する 67.9%

  • 現在のように線審がおらず、4人審番制が続く限り、ホ-ムランのビデオ判定は不可欠でしょう。人間の視力には限界がありますから止むをえません。但し、あくまでもホ-ムランへの判定だけに留めるべきです。 【70代・男性】

  • サッカーやラグビーのように継続性の高いスポーツでは難しいと思うが、野球は1プレー毎にいったんプレーが中断される。アメフトも同様で、NFLではインスタントリプレーがうまく活用されている(アメフトの場合はビデオ判定へのチャレンジ回数に制限があり、チャレンジが失敗するとタイムアウトを喪失することで、チャレンジ自体にも戦略性が付与されている)。ルールさえきちんと整備されれば、野球でも導入はさほど難しくないはずだ。

    後からビデオで明らかな誤審であることがわかっても、「審判の判断が全てだ」という決まり文句で片付けるのは、ナンセンスだと思う。ホームランだけではなく、もっとビデオ判定の範囲を広げてもいいぐらいだと思う。 【20代・男性】

  • ビデオ判定は、投手、野手の判定が際どい時にも正確な判定ができると思うので賛成。これによって、見ている人もジャッジに不満がほとんどなくなるだろうし、たとえ判定のため時間が少々延びたところで納得できる結果が出た方がいいと思う。

    それにこれまでと違って際どいプレーの際、抗議する事が少なくなると思うので実際、時間はそれほど延びないのではと思う。
    【20代・男性】

  • 人間の能力は完璧ではないし、誰もが納得するので構わないのではないか。

    導入のデメリットとして試合の流れが切れるという意見をよく聞くが、際どい判定や誤審によって監督等の抗議で試合が中断すれば結局は同じことである。ファンからしても、試合後に「10人目の選手がいた」などと後味の悪いコメントを聞くより、双方が納得する形を取る方がよほど良いと思う。

    ただ、際どい判定を何でもかんでもビデオ判定するのはさすがに興ざめなので、アメリカのNFLの「チャレンジ」のように1試合に2度までビデオ判定を要求できるというような制限を持たせる方がいい。

    そして、ビデオ判定の対象もホームランだけでなく、球審のストライク・ボール以外の全てのジャッジに広げるべきだ。回数制限があることで無駄な中断を減らすことができ、対象を広げることで審判のレベル向上にもつながるのではないだろうか。
    【30代・男性】

  • プロ野球は興行である。試合を行う側、つまり球団と選手とNPBの内部だけのためにやっているのではない。観客や視聴者にみて楽しんでもらってはじめて成立する。このうち人数的にも収益的にもある程度の部分を占めるであろうテレビの視聴者にとって、明らかに間違った、納得が行かない判定が下されるのでは、興行の意味がない。

    もし、観客もすべてが球場で生で見てそれっきり、という前提だったら、観客にとっても審判より正しい判断が下せるわけではないので、確かにビデオ判定の意味はあまりないかもしれない。しかし、テレビ中継では、球場観戦よりも細部がわかりやすいし、きわどい場面は何回もスロー再生される上、さらにスポーツニュースで繰り返し取り上げられることもある。従って、テレビのような繰り返しの鑑賞に耐え得るように、判定の質が維持されるべきであると思う。

    歴史的にも、プロ野球はテレビの普及にあわせて人気を定着させてきたし、近年では衛星放送やネット中継などによりファンと収益の確保を目指しているのだから、興行としてのプロ野球にとってテレビ等の映像メディアの存在は大前提のはずである。
    【30代・男性】

ルールを改善するなら、支持したい 17.8%

  • ホームランの判定に限らず、どんどんビデオ判定を取り入れるべきだと思います。確実な「証拠」が残せる今の映像技術は、審判の絶対性が希薄になった時代には有効な判定手段のはずです(もっとも、だからこそ多くの誤審が証明され、審判の権威が低下したのでしょうけど)。

    プロ野球は「駆け引き」が醍醐味のひとつですが、グレーな判定をめぐる審判と監督の駆け引きは、観客にとってそれほど意味がなく、プレーの流れを妨げる遅延行為でしかありません。グレーと思わしきプレーがあったならさっさとビデオ判定で決着をつけて、スムーズな試合進行をして欲しいものです。

    もちろん、その判定自体がプレーの流れを妨げる以上、無闇にビデオ判定に持ち込む事は避けるべき。良い例がNFLのインスタント・リプレイ。判定が覆ればセーフ、覆らなければ抗議を申し出た側にペナルティを与えるあの制度にならい、ちょっとしたギャンブル性、エンターテインメント性を加えてみてはどうでしょうか。ビデオ判定で審判が正しかったなら、抗議したチームはその試合における選手交代以外のタイムの権利を失う、なんて感じに。抗議に失敗した監督は退場になる……なんてのは極端すぎですけどおもしろいかと。 【30代・男性】

  • 私としてはルールの改善としっかりとした機材の投入であれば問題ないと思います。

    ルールとしては、

    ・監督の抗議としてやるということの禁止

    ・ビデオ判定ができるものとしてはフェンスにあたるホームランかどうか、ファールの棒の右か左かのきわどい場合

    ・ビデオ判定ができるのは公式戦(交流戦を含む・2軍の試合および2軍チームと社会人や大学生選抜チームなどは含まない)、および日本シリーズ(プレーオフを含む)試合のみでオールスター、日米野球、大学野球、社会人野球は基本的には対象外とし、日米野球などの外国(韓、中など)との親善試合は相手監督の申し入れ(了承)があれば主審が了解を得れば可能とする

    ・ビデオ判定の確認時間としては概ね3分程度とし、それ以上の時間が必要な場合は両監督の了承を得て2分間の延長ができる。尚それでも難しい場合は基本的には一番最初の判定とする

    ・判定が覆る場合は主審によるしっかりとした説明を行い、それにより抗議が出る場合にかぎりモニター室で両監督にビデオを見てもらい納得をする。尚、それでも抗議を行い遅延をさせる場合は試合6回(6イニング)までであれば最大3回分(3イニング)の退場6回以上であれば通常の退場処分とする(尚最大であり主審の判断に任せる)

    以上の5点のルール改善(新しいルール)を検討していただければと思いますが、新しいことなので審議が必要だと思います。

    またビデオ機材は、審判の方々が見づらいという意見もあったみたいなのでしっかりとした機材を入れるとともに、12球団プラス大阪ドームの最低13球場は統一した機材の導入が好ましいと思います。 【20代・男性】

ビデオ判定は一切やめるべきだ 14.3%

  • ビデオ判定を導入するよりも審判の権威と能力の向上を目指すべきではないかと思う。微妙な判定は多々出てくると思うが、監督が猛抗議するシーンなどは野球特有のもの。時間に縛られないのが野球の良さなのだから、何でもスピード化すれば良いというものではないと思う。

    村田氏のような「俺がルールブック」的な審判は是非ともいるべき。 【30代・男性】

  • 現状では導入は支持できない。

    ビデオ判定を導入するメリットは、正確なジャッジが期待できることと思う。ビデオ判定に伴なうデメリットの1つは、試合のテンポが悪くなる。またホームランの判定だけってのもどうかと思う。野球はテニスや相撲のように判定が単純ではない。ビデオを導入しても判定できないことが多い。だから今回の導入もホームランに限っているのだろうけど。

    ビデオ導入の背景には、審判への不信がある。近年あまりにひどいジャッジが多い。ホームランに限ってのビデオ判定ではその不信感は拭えない。審判への信頼を取り戻すためには、納得のいく判定をするしかない。ビデオ導入よりもまずはそこだ。だから現状でのビデオ導入には反対だ。

    審判に関して提案がある。
    1つ目は審判を6人制にすること。
    2つ目には審判の待遇の改善。
    3つ目には定期的に審判適正審査のようなものをおこなうこと。

    ビデオ導入の前に審判の権威を取り戻さなくては。
    【20代・男性】

  • 今年実際、ホームランの判定に限ってだが導入しているが、見ていて流れが完全に切れ見ていてもスピード感がなくだらけてしまう。もしこれがアウト・セーフ、ストライク・ボールまで適用範囲が広がると、見ていて面白くない。

    個人的には審判の査定にビデオ判定を導入すればいいと思う。

    試合後、審判部で際どい判定などをビデオで確認し、もし誤審だった場合は当該審判を数試合の出場停止、あるいは罰金などとすれば、必然と審判の質が向上し、誤審も減るのではないだろうか。
    【20代・男性】

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(更新日:2010年4月30日)


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