SCORE CARDBACK NUMBER

3年目を迎えるGDJ。
熱き牝馬の戦いに注目。
~地方競馬の重賞シリーズ、開幕へ~ 

text by

江面弘也

江面弘也Koya Ezura

PROFILE

photograph byYukio Miyajima

posted2012/03/18 08:00

3年目を迎えるGDJ。熱き牝馬の戦いに注目。~地方競馬の重賞シリーズ、開幕へ~<Number Web> photograph by Yukio Miyajima

 地方競馬の牝馬重賞シリーズ、グランダム・ジャパン(GDJ)2012が間もなく開幕する。ことしも3歳(8戦)、古馬(7戦)、2歳(6戦)の順に開催され、大晦日の東京2歳優駿牝馬(大井)まで牝馬たちの戦いがつづく。

 レースの着順によって加算されるポイントを争う重賞シリーズは、国内外さまざまな形式でおこなわれているが、馬の体調維持のむずかしさや馬主の参加意欲に差異があり、なかには尻すぼみとなってしまうシリーズもある。そうしたなかで3年目を迎えたGDJは、3歳と2歳シーズンが1レース増えたように、着実にステータスをアップさせている。

 昨年は、古馬シーズンはエーシンクールディ(笠松)の平井豊光(栄進牧場代表)、2歳シーズンはショコラヴェリーヌ(大井)の吉田照哉(社台ファーム地方競馬オーナーズ代表)と、日本有数のオーナーブリーダー(牧場を経営する馬主)がタイトルを手にしている。もともとGDJは馬主の牝馬の所有意欲を喚起する目的で創設されたものである。そういう意味でも、大馬主が意欲をみせたことは'12年のシーズンにさらなる期待をいだかせた。

3歳、古馬、2歳各シーズンそれぞれの有力馬は?

 さて、3月19日の若草賞(福山)で幕を開ける3歳シーズンは、あらたに名古屋の東海クイーンカップが組み込まれて全8戦となった。過去2年の傾向をみると、遠征がしやすい地理的利点をいかしてGDJをリードしてきた東海、近畿勢を中心に展開するのはまちがいない。それにたいして、レベルが高い南関東は桜花賞(3月21日、浦和)の勝ち馬がイニシアティブを握る。昨年の2歳シーズンを制したショコラヴェリーヌ陣営は桜花賞は使わないと明言しており、東京2歳優駿牝馬に勝ってNARグランプリ2歳最優秀牝馬に選ばれたエンジェルツイート(大井)をめぐる争いとなりそうだ。

 古馬シーズンの主役は2連覇を狙うエーシンクールディだ。独走した昨年の状態を保っていれば文句なく最有力候補となる。昨年の3歳シーズン優勝馬マンボビーン(兵庫)の巻き返しも期待されるが、注目は一昨年の2歳シーズン優勝馬で、昨年は牡馬を相手に南関東二冠馬となったクラーベセクレタ(船橋)である。南関東の2レースはJRA勢が相手となるが、ポイントが高く、成績しだいで2年ぶりのGDJタイトルが見えてくる。

関連コラム

関連キーワード
エーシンクールディ
ショコラヴェリーヌ
エンジェルツイート
マンボビーン
クラーベセクレタ
グランダム・ジャパン

ページトップ