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地元でのお祭りが終わり、
注目されるハワードの去就。
~マジック残留かトレードか~ 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byGetty Images

posted2012/03/08 05:58

地元でのお祭りが終わり、注目されるハワードの去就。~マジック残留かトレードか~<Number Web> photograph by Getty Images

移籍希望を表明するも“スーパーマン”の人気は根強く、ファン投票ではトップ選出だった。

「グッドナイト、ドワイト」

 これは2月末、NBAオールスター・ゲーム翌日の、オーランド・センティネル紙記事につけられた見出しだ。

“グッドナイト”と言っても、前夜にオーランドで行なわれたオールスター・ゲームで、地元マジックのスーパースター、ドワイト・ハワードがいい夜を送った(活躍した)ことを称える記事ではない。むしろハワードは負けた東軍の中でもほとんど目立たず、152対149という高得点試合でわずか9得点に終わっていた。地元スター選手がMVPを取ることが多いオールスター・ゲームだけに、不思議に思えるほどの影の薄さだった。

 この見出しは、実際には別れの意味をこめた“グッドナイト”だった。記事には、オールスターのお祭りもハワード時代も楽しかったが、どちらも終わりのときを迎えたと書かれていた。

 今シーズン後にフリーエージェントになる権利があるハワードは、他チームへの移籍を本気で考え、マジックとの契約延長を拒否してきた。

 一方のマジックは、彼を引き止める説得をしながらも、万が一を考えてトレードで出すことも検討している。ただし、本格的なトレード交渉はオールスター後まで延期していた。他チームに移ったハワードが、オールスター選手としてオーランドに戻ってくるような気まずい状況は避けたかったからだ。

ハワード自身にとっても先行きが見えない状況。

 オールスターが終わったということは、つまり、ハワードのトレード交渉が再開することを意味していた。

 シーズン前にハワードが希望移籍先としてあげたのはネッツ、マーベリックス、レイカーズ。加えて、ニックスやウォリアーズも移籍候補先として囁かれている。残留かトレードか、トレードならどこに行くのか。当のハワードにとっても先行きが見えない状況だ。

 オールスターの間、ハワードはホスト役としての忙しさに気を紛らわせていた。日常に戻った今、どうやって再燃するトレード騒動に影響されることなく、気持ちを試合に向けるのだろうか。

「オフの時間はビデオゲームをしている。そうすればテレビを見なくていいし、色々と噂を聞かなくてすむ」とハワード。

 トレード期限は3月15日。あともう少しビデオゲームの日々が続きそうだ。

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