Number on NumberBACK NUMBER

五輪出場という偉業。
~ロンドンに最も近い団体球技は?~ 

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

PROFILE

photograph byChinaFotoPress/AFLO

posted2012/03/05 06:00

五輪出場という偉業。~ロンドンに最も近い団体球技は?~<Number Web> photograph by ChinaFotoPress/AFLO

ハンドボール女子アジア予選最終戦。全勝対決となった韓国戦で敗れた日本は、ロンドンへの切符をかけ、世界最終予選(5月25日~27日)に臨む

 28年ぶりのオリンピック出場が期待された男子水球は、残念ながら切符を獲得できなかった。1月のアジア選手権、初戦のクウェートに快勝して第2戦のカザフスタンに勝てば決まる状況だったが、スコア4-5の残り6分、GKと1対1のチャンスを迎えながら主将の青柳勧のシュートはセーブされ、結局4-6で敗戦。31歳の青柳は、4年後の再挑戦を誓った。

 オリンピックにおける団体球技は、近年、出場するだけで非常に難しくなっている。開催期間が、オリンピック憲章で「16日間を超えてはならない」と規定されているため、たっぷりと期間を取って、多くの国を集めて開催することはできないのである。結果的に出場国数を絞らざるを得ない。男子サッカーを例に取れば、W杯の32カ国に対し、オリンピックは半分の16カ国しか出場できない。世界的に普及している競技の場合、オリンピックは、出るだけで価値のあるものなのだ。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1662文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

ロンドン五輪
オリンピック・パラリンピック

他競技の前後の記事

ページトップ