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<マラソン> 東京マラソンのガードランナーを務めた木村ヤストさんに、本番に出場できない人の楽しみ方を聞いた。 

text by

吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

PROFILE

photograph bySports Graphic Number

posted2012/02/25 08:00

Doスポーツの第一人者に話を聞き、体を動かす楽しさを伝えるこの連載。
今年6回目を迎える東京マラソンの裏方も務めた完走請負人を直撃した!

 うーん、悩んでます。寒くて走れん。元旦に勢いよく21km走れたが……1月はその後、2度RUNしたのみ。それもノリが悪く……走り始めて初の冬に当惑しています。

寒いのに薄着で走ろうとする無謀な吉崎氏を、クールにたしなめる木村先生

 こりゃ、「偉い人」の助けが必要だ。今回もかなりの大物に登場いただくぜ!

 都内・神田のランニングサポート施設「ラフィネランニングスタイル」のランニングアドバイザーを務める木村ヤストさんだ。もうひとつの顔は、「ガードランナー」。東京マラソンに出場するセレブを守り抜く「完走請負人」と言われる。早速聞きます。冬、寒くて走れません!

「逆ですよ。寒いから走るんですよ」

――えーっ!? もっと根性出せと?

「いえ、違います! ロードラン種目のルーツを考えてみるといいんです。元々冬に陸上トラックが凍る地域で『外を走ろう』と始まった冬の種目なんですよ」

――とはいえ寒さはいかんともしがたい。

「暑さのほうが、よほどやっかいです。脱いでも暑いものは暑い。いっぽう寒さ対策は厚着をすればいい。風を遮るウインドブレーカーを2枚重ねにして、手袋も2重。ニット帽も被って走る。すぐに汗ダラダラですよ。寒いときこそ、走るにはいいコンディションなんですよ」

――確かに、簡単な問題かも……。

和気清麻呂像前の広場で教えを受ける。にしても木村先生の姿勢のいいこと!

「もうひとつ、『足の親指』にも気をつけてみては。ここが暖まらないと、地面を蹴る感覚が掴めないことがある。体が最後に地面を感じるのが親指なんです」

 ちなみに、木村さんはレッスンの生徒さんが、カイロを足の指先に貼っているのを見て感心したこともあるそうだ。

 そんな話を聞き、思いを新たにした。2月26日には東京マラソンがある。オレは出られねえが、冬にあるこの大会のエキスをしゃぶりつくしてやろうと。ずばり木村さんに聞いた。「出場できない人のための、東京マラソンエンジョイ法」を。

<次ページへ続く>

【次ページ】 「応援が途切れがちなスポットは、39km付近の東雲」

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