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49歳、現役最年長左腕としての矜持。
J・モイヤー、大手術から奇跡の復活。 

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菊地慶剛

菊地慶剛Yoshitaka Kikuchi

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photograph byGetty Images

posted2011/11/13 08:01

49歳、現役最年長左腕としての矜持。J・モイヤー、大手術から奇跡の復活。<Number Web> photograph by Getty Images

1986年にシカゴ・カブスでメジャーデビューしたジェイミー・モイヤー。183cm、84kgとメジャーでは決して大きくはない身体ながら第一線で投げ続け、ここまで通算267勝を挙げている

大塚晶則に燻り続ける、マウンドへの“心残り”。

 最後に今年1月にモイヤーとともに紹介した大塚晶則投手だが、同じヒジの腱移植手術から今も復帰の目途が立っていないようだ。

 今年の夏にサンディエゴのサマーリーグに参戦中だった吉田えり投手の取材に回った際、同チームの投手コーチを務めていた大塚と久々の再会を果たした。その際に彼の投球練習も見ることができたのだが、あの独特の投球フォームは今も健在で、メジャーで投げていた勇姿が一瞬でフラッシュバックしてきた。

「自分の実力不足で投げられなくなったわけではないですから」

 その言葉からまだ完全燃焼できていない大塚のマウンドへの“心残り”を感じ取ることができた。モイヤー同様にマウンドに戻ってくる日を待ち侘びるばかりだ。

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ジェイミー・モイヤー
大塚晶則

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