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「Number Do駅伝」を走ったら……。 ~作家と編集者の「ゆるラン」仲間がアスリートの聖地に挑む~ 

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posted2011/09/29 06:00

「Number Do駅伝」を走ったら……。 ~作家と編集者の「ゆるラン」仲間がアスリートの聖地に挑む~<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

花の1区トップの「マジすか大学」は6キロを19分2秒。

 花の1区には、我々もエースランナーをそろえた。

 「マメ筋」Aチームは、野球でならす文春のKさん(44)。
  Bチームは、月間走行距離200キロの光文社のKJさん(46)。
  Cチームは、毎朝プールに通う体力エリート、文春「オール讀物」前編集長のYさん(49)。

 スタートの瞬間が刻一刻と迫るなか、聖火台に火が灯されるイベントで、会場のボルテージが一気にあがる。

「パーン」と乾いた号砲がなった。

 先頭集団はまるで陸上の短距離走のような飛び出しだ。1周1.5キロのコースをわずか6分で戻ってくる。 夏のフルマラソン4時間41分の記録を持つ光文社KJさんが、なんとか食らいついていく。タイムは悪くないが総合171位。

 トップは「マジすか大学」で、6キロの区間を19分2秒。エース区間、恐るべしである。

汗でびしょ濡れのタスキも乾く驚愕の「ゆるラン」。

 我々、「マメ筋」は3チームとも、拮抗した順位で2区へ。

 ここで、「マメ筋」Aの角川書店Eさんが驚愕の走りをみせる。リーダーの奥田さんに、「ゆっくりでいいぞ」とアドバイスされたとはいえ、完走408組中387位の「ゆるラン」で、一気に順位を落としたのだ。1区のランナーの汗でびしょ濡れだったタスキも、すっかり乾いたという。まさに、ピクニックランナー。

「マメ筋」Bの幻冬舎T(39)さん、「マメ筋」Cの光文社F(47)さんは、安定した走りで3区へタスキを繋ぐ。

 ここまでの順位は、B(総合187位)、C(総合235位)、A(総合375位)。

 いよいよ3区だ。

 主催者から「暑さが予想されるため、仮装はなるべくご遠慮ください」というアナウンスがあったにもかかわらず、華やかな仮装で参加するチームもいて、大会は和やかな雰囲気で進んでいく。

「マメ筋」3チーム内の3区の区間賞は奥田さんだった。2区で下がった総合順位を、区間246位の走りで一気に引き上げた。

【次ページ】 六本木での連日の深酒でヘロヘロのランナーも。

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