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<トレイルランニング> 鏑木毅さんに働きながらトレーニングするコツを聞いた。 

text by

吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

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posted2011/08/31 06:00

<トレイルランニング> 鏑木毅さんに働きながらトレーニングするコツを聞いた。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number
Doスポーツの第一人者に話を聞き、体を動かす楽しさをお伝えするこの連載。今回は山野を走るトレイルランニングの偉いヒト、鏑木毅さんに直撃しました!

 いやー、前回の「有森の教え」で気持ちは高まったんだが、体はなかなか……。この1カ月、7月10日(日)の夕方に一度走っただけだ。梅雨だったし、一転酷暑だし。

 そんなワケで、猛烈な「偉いヒト」から新たな電気ショックを受けてきた!

山道を飛ぶように駆けていく鏑木さんと、ドタドタと後を追いかける吉崎氏

 トレイルランってご存知ですか? 今回ご登場いただく鏑木毅さんは、この種目の日本第一人者だ。'09年にプロ転向するまでの12年間、群馬県庁で公務員をやりながら国内外の68の大会に出場し、43回優勝という驚異の実績を残した。

「Trail」とは「人、動物が通ってできた荒野・山中の小道」。つまりは「ランニング登山」。えーっ? 山を走る?

 いやいや「ラン」と「登山」の両要素があるから、最近ブームらしいぞ。競技者レベルだと160kmも走るレースがあるらしいが。なんか大変そうだが、仕事を続けつつ走るコツも聞き出したぜ!

学生時代は早稲田で箱根駅伝出場を目指していたが……。

――また、なんで山を走るんですか……。

「学生時代、早稲田で箱根駅伝出場を目指していたけれど、結局叶わなかったんです。卒業後、27歳の時に新聞で山を走るこの競技を知り、自然を走る楽しみに目覚めた。学生時代の熾烈な競争とは違う、自然と調和しながらの楽しみです」

――楽しそうだけど、実際走ると、翌日は筋肉痛と集中力低下で全く仕事にならない。ラン後のストレッチは面倒だし。

登山家の聖地とも呼ばれているシャモニー周辺の山々を駆け抜ける鏑木さん

「ストレッチって、実はまとめて20分間やるよりも、20秒ずつくらいを小刻みにやったほうが、効果が高いんですよ! つまり、翌日でも仕事中にできる。僕も公務員時代は会議中に太ももをほぐしたり、エレベーター待ちで背中を伸ばしたりした。そうやりながら走り続け、体を『走る仕様』に転換していくんです。走る時間がなければ、例えば5分間走をガッと強度を上げてやるだけでも十分です」

【次ページ】 「走らないがために、知らずにいる領域」が沢山ある。

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