<結果レポート>スペイン・サッカーは日本の手本となるか?

<結果レポート>スペイン・サッカーは日本の手本となるか?

編集部より

 スペインのサッカーは、代表でもクラブでも、いま欧州で最も強いと断言できるでしょう。ナンバー740号では、「スペインを極める」と題して、スペイン・サッカーの強さの秘密をいろんな角度から捉えようとしています。みなさんからのご意見の一部はこの特集号に掲載しましたが、載せ切れなかったご意見のごく一部をここにご紹介します。

 スペインのスタイルを日本サッカーの手本とすべきか、というお題に対しては否定的な見解のほうが多く寄せられました。肯定派の方のなかにも、「無理だと思うけど」という否定から入っているご意見がたくさんありました。オシム前監督のコメントを引用して、目指すべきは日本独自のスタイルだと主張されている方々もいました。

 一方で、やみくもに独自スタイルを模索するよりは、まずスペインをひとつの目標として長期的に強化すべし、という肯定派の方の丁寧な意見表明もあり、なるほどと思わされました。

 サッカーをお題とした場合、野球に比べると若い方からの投票が増えます。かなり老成した見解をお持ちの10代、20代の方が多いという印象を持ちました。 長く、じっくりと書いてくださった方も多いのですが、掲載できず、本当に申し訳ありません。

ユーザーの声

日本はスペイン・サッカーを手本とすべき 35.4%

  • 手本とすべきです。ただし、小中学生までの指導の中で、パスのスピードやトラップなどの基本技術を高める必要があります。

    子供時代は試合の勝ち負けよりも、基本的な技術の向上が求められます。シャビやイニエスタように走りながらトラップできる選手は日本では代表選手にもほとんどいません。

    強いパス、速いパスと、どんなボールでもトラップする技術がないと、スペインのまねは永遠にできないのでは? 【40代・男性】

  • 実力的にすぐには手本とはならない。

    しかしスペインはヨーロッパの中でも身体能力ではなくテクニックで勝負をし、近年急速に国際舞台で強くなったのを目の当たりにしているわけだから、長期的なスパンで手本にしていくのにちょうどいい国だと思う。

    もっとも手本にするには戦術眼や判断力や精神的志向という点で基礎力を高める必要があり、日本の地理的条件からいえば同時に独自のやり方も構築しなければならない。また、どこの国であろうと一流の国を参考にすることは、今のところ地理的に疎外された位置にいる日本にとって、今の戦術を取り入れていくために必要だろう。
    【30代・男性】

  • スペイン代表のサッカー引いてはバルセロナのサッカー、中盤の華麗なパス回しに目を奪われますが、それを可能にしている第一歩はディフェンスラインの高さです。

    日本の今のセンターバックの選び方、育て方だとスペイン代表、バルセロナのサッカーは不可能です。センターバックの足が遅すぎます。中澤?闘莉王?論外です。遅すぎます。まず足が速く、勇気の有るセンターバックを国を上げて育てなくては成りません。バルセロナは100年以上かかってます。

    ただ何年かかろうとも、目指さなければ到達できません。目指しましょう。 【30代・男性】

スペイン・サッカーは手本にならない 38.1%

  • 世界においてチャレンジャーという立場の日本は、対戦相手によってシステム、スタイルは変化させるべき。

    ヒディンク、グアルディオラといった戦術に長けた監督のいるチームの戦術を学ぶことが一番だと思う。諸葛孔明の戦術も参考になる。

    システム、スタイルは戦術を実行するための手段にすぎない。
    【30代・男性】

  • 日本にスペイン・サッカーは合いません。スペインのようなパスサッカーは責任を曖昧にする日本人の性質を悪化させます。リスクを嫌う日本人は、ゴールという本質を軽視したパスのためのサッカーをするでしょう。

    最善なのは、オランダのような前線からのプレスを用いたショートカウンタースタイルです。当然のことながら、アタッキングサードではまず個人で勝負するべきです。それが全く出来ない選手は世界で通用しません。抜ききる必要はありません。コースを空けてシュート。それだけです。

    連携は、シュートの出来ない時、ドリブル、パス、キープという選択肢がもてるように、取るものです。個の勝負を言うと、フィジカルの劣勢を理由に反論が上がりますが、それらは、まやかしです。

    日本人選手の多くが未だ、ボディコンタクトの技術が未熟で、その元となるフィジカルすら満足に鍛えられていない状況で、絶対的なフィジカルの劣勢を論じるのは茶番です。 【30代・男性】

  • スペインには良質のフィニッシャーがいるのに対して、日本のフォワードは列強国のディフェンダーに脅威を与えることができないという点で、自ずと別のサッカーを指向する必要に迫られると考えます。

    また、現在のスペインサッカーを支えているのはイニエスタとシャビのバルセロナコンビだと思いますが、彼らはバルセロナの下部組織からずっと同じサッカーを続けてきたのであり、そのサッカーを模倣できるのであればすでに他のクラブチームやナショナルチームが模倣していることでしょう。

    サッカー選手としての能力ではシャビやイニエスタに劣らないであろうフレブ(過去にはリトマネンやリケルメなども)が、バルセロナのサッカーになじめずにチームを追われたところを見ても、バルセロナのサッカーは違う競技であると言えるほど質が違うのだと思います。

    それをバルセロナに所属したことのある選手が一人もいない、日本代表でやろうとしても不可能であると断言できます。 【30代・男性】

どちらでもない 26.5%

  • ある特定の国を「手本」とすべきではない。
    スペインはスペイン人のメンタリティや社会環境、歴史的な積み重ねの結果として今のスペインサッカーになった。それを真似できるはずがない。

    日本は日本でやっていくしかない。その結果、代表戦で全く勝てなくても、サッカーが廃れてしまっても仕方がない。 【30代・男性】

  • 代表が目指すサッカーに一つの指針があるのは悪いことじゃないと思う。
    けど、今の日本のサッカー文化には圧倒的にかけている部分があると思う。

    それは守備での個人戦術。

    先日の欧州予選、ロシアvs.ドイツでドイツが見せたような堅実さを日本はもう少し取り込まないと駄目だと思う。スペインのパスサッカーを基本路線にしても、ちょっと前のスペインのように上手いけど勝てない状態になるはず。

    アジアの他のチームが「日本代表は精密機械」という理由もそこらへんが原因ではないでしょうか? 【20代・男性】

言わせろ!ナンバー トップへ戻る

ページトップ