言わせろ!ナンバー<結果レポート>サッカー日本代表の欧州遠征は成功だった?

<結果レポート>日本代表の欧州遠征は成功だった?

編集部より

 今回の投票企画にもたくさんのコメントをいただきました。この10月に日本で行なわれた3試合(アジアカップ予選の香港戦、キリンチャレンジカップのスコットランド戦とトーゴ戦)で投票をお願いしても、こうはいかなかったでしょう。

 ワールドカップ本大会を睨んでの、9月のオランダ遠征。結果はご存知のとおり、オランダに完敗、ガーナには逆転勝ちを収めました。この結果をどうとらえたらよいのか。みなさんの意見をじっくり聞くために、通常より長めに投票期間を設定しました。「課題があることが収穫」という意見を頂戴しましたが、まったくその通りだと思われます。投票結果も、まっぷたつに割れました。

 みなさんのコメントに共通しているのは、このままで良いわけがない、という日本代表への熱のようなもの。サッカーファンのみなさんがどれだけ真剣に考えているか、圧倒されます。300におよぶコメントのほとんどが、しっかりと書き込まれた熱い論考ばかりでした。日本代表への注目度が、ワールドカップが近づくにつれ、どんどん高まってきているようです。

 というわけで、みなさんのコメントを通常より多めにピックアップしました。もちろんこれは、ほんの一部です。載せられなかったかた、申しわけありません。年末の対戦国決定時にあらためて、日本代表を論じたいと考えていますので、よろしくお願いします。

ユーザーの声

どちらかといえば収穫の多い遠征だったと思う 44.1%

  • ガチンコの勝負ができた…とまでは言いませんが特にJ所属の選手たちにはいい経験になったと思います。ヨーロッパに遠征するなんて機会はそうそう無いわけですから。

    でも岡田さんの采配には? ですね。オランダ戦に関しては交代枠が6枠もあるのにも拘らず変えたのは二人だけでしたから。親善試合なんやからどんどん選手を試さなくてどうする!? って愚痴りながら観戦していました。これがW杯本番だったらと思うとゾッとしてました(>_<) 【30代・男性】

  • 世界レベルの攻撃と守備を実感できたのは良いこと。その中でも最も大きな収穫は、守備ありきの戦術、戦い方ではどこかでほころびが生まれ、世界には到底敵わないということがわかったことだろう。サッカーは点を取ってこそ勝利が生まれるということにようやく気づいたのではないだろうか。

    もちろん現在のコンセプトは重要だが、そのコンセプトは「点を取るためにある」という本質の部分を理解し、実践できるようになれば、W杯でもグループリーグぐらいは突破できるかもというのがよく実感できた欧州遠征だった。 【20代・男性】

  • そもそも成功とされる欧州遠征とは??
    私は、課題が多く見つかったほうが、成功により近い遠征だと考える。

    本田と中村俊輔という対立構造を作ってしまったことは、岡田監督にとってかなり悩みの種になりそうな気がする。 【20代・男性】

  • 批判的な意見が多いが、コンディション、モチベーションいまいちとはいえオランダ相手にボールをキープし続けていたことに日本サッカーのレベル向上を感じる。

    後半20分でスタミナが落ちたが、最初から最後までプレスをかけ続けるのは不可能だ。また、ペナルティエリア手前から自信のなさと判断の遅さを感じるのでもっと思い切りよくシンプルにプレーしてほしい。

    ただ、アウェーでW杯出場国レギュラークラスと試合をしてレベルを肌で感じることは収穫だったと思う。 【30代・男性】

  • 個人的には収穫ばかりだと思う。
    W杯まで1年を切ったとはいえ、結果を気にするにはあまりにも早い時期だ。その時期にヨーロッパの強豪オランダと身体能力に優れたガーナと試合ができたことだけでも十分すぎる。

    もちろん対人守備の弱さやゴール前の迫力不足といった課題は突き付けられた。そして9か月以内で解決できるような課題ではないと思うが、その回答は満点回答でなくとも本番でみせてくれるだろうと期待する。 【20代・男性】

  • まず第一にこの欧州遠征がなければ恐らくW杯の舞台で今まで以上にがっかりするサポーターたちが多数いたはずだ。

    ネガティブに考えることよりも今回の遠征はポジティブに考えるべきだ。強国と呼ばれる国々と戦うとどうなるのかわかったのだから。この遠征が本当に収穫が多いものだったかどうかは歴史が証明してくれると思う。

    あとは日本サッカー協会の頑張りが結果として結びつくことを願う。 【30代・男性】

  • 長年の鎖国から文明開化へ。今の日本サッカーって歴史で例えると明治時代みたいなものでしょう。今は海外の最新技術を習得する段階ですから、試合するだけで収穫なんじゃないですか。ましてや結果だけで判断するのはいかがかと。

    100年後にW杯ベスト4に行ければいいですね。私はその覚悟で応援します。 【?代・男性】

どちらかといえば課題のほうが目立ったと思う 43.8%

  • 課題が見つかったことが収穫といえるのでは? 海外での試合は意義があったと思う。
    今後もアウェイで強豪との試合を重ねて欲しい。 【40代・男性】

  • 今回の遠征は、W杯でも上位に入る格上の相手に対してやろうとしているサッカーをしたときどうなるのかという実験的な意味合いが強かったと思います。そういう中でオランダ戦前半でボール支配率を上回っていたことやガーナに点取って勝てたこと、逆にスタミナがもたなかったことや裏をとられて2点入れられたことなど、多くの良かった点、問題点が挙がったのはよかったと思われます。

    この選択肢にしたのは収穫と課題、共に多くのものを得ることができたからです。今回のオランダ遠征2試合を通して、W杯ベスト4という高い目標に近づくために監督選手それぞれしっかり考えてアプローチしているのが見れてよかったです。来年が待ち遠しくなりました。 【20代・男性】

  • ワールドカップを9カ月後に控え、欧州のアウェーで強豪と戦えたことは収穫だが、中澤、中村俊輔といったこれまで日本代表の中核としてプレーしてきた選手に衰えが見られるのが気がかりだ。

    まず中澤についてはスピードへの対応はもちろん、彼が売りにしてきた強さにも翳りが見られる。かつてはボンバーという愛称からもディフェンスラインで圧倒的な存在感を示してきたが、今回の欧州遠征ではむしろ弱々しく感じた。また中村俊輔についても全体のバランスを意識するあまり、縦への脅威をまったく感じることがなかった。オランダ、ガーナもさぞ守りやすかったのではないだろうか?

    今回は本田の起用方について賛否が分かれている様だが、相手からすれば縦への意識が高い本田の方が脅威ではないだろうか? つまり、ここで課題となっていることは、どう戦うかの前にどの選手で戦うかではないだろうか?

    日本らしい戦い方を追求すればプレスは欠かせない。とすればプレス後が問題となってくる。プレスをかけた後に縦のスペースに走りこめ、そして突破できる選手が二列目には必要だ。また攻めた後は、その背後の広大なスペースをカバーできる選手がディフェンスラインに求められる。日本代表も政権交代の時期だ。 【30代・男性】

  • 課題はわかりきっているはずなのに、修正の跡が感じられないつもの試合の流れ。これが限界なのかと思ってしまう。

    勝ったガーナ戦にせよ、失点シーンは見飽きた課題そのもの。それが繰り返されただけ。W杯後選手が入れ替わって、今度こそはと期待するが、結局課題が克服されないのなら、あとは何を期待しろというのか。

    せめて誰かペナルティーエリアに果敢に攻め込んでほしい。

    それでも、いつか一つずつ課題が克服され、本当にベスト4入りを素直に期待できる様になることを楽しみにしている。 【40代・男性】

  • 選手のパフォーマンスについては、オランダ戦の玉砕覚悟の前半からの全力疾走、緩急の無い攻撃リズムは、経験不足だと思いますが。それ以上に気になったのは、監督さんの采配です。

    上から目線で選手に世界とはこれだけの差がある事を感じてくれればそれでいい、などと言っていたけど、本番のグループステージでの強国相手0-3の状況での打開策としての選手交代のシュミレーションの機会を放棄していいのか疑問です。貴重な采配練習のチャンスだったはずです!

    あの状況で死に物狂いで1点を取りに行く姿勢を選手に示す意味での選手交代は必要だったはずです。選手全体にもうだめだという空気が、見ているほうに伝わってくるようでは! 選手には最後の一秒まであきらめるな! というメッセージを発しなければなんと頼りない監督なのか! 練習で出来ないことが試合で出来るか言い続けて来た監督が、自分は本番ではやりますよは説得力に欠けます。

    本番で勝てる監督を連れてくるのが協会の使命です! ちゃんとした仕事をして下さい怠慢です! 【50代・男性】

  • 今回の欧州遠征で2試合で6失点もしてしまい、セットプレーからの失点、1対1に負けての失点、試合終盤の失点がすごく目立った。DFラインをもう一度見直した方がいいのでは?(例:4バック→3バック、メンバーの変更:岩政・松田を使ってほしい)

    特にFW陣は今回出た選手全員入れ替えてもいいと思う。このままでは本大会に出場しても1得点も挙げれないまま、予選敗退してしまう。足が速い選手はたくさんいるけど、一人いれば十分、ポストプレーが出来る選手が全然いない。前線で体を張れる選手をもっと使ってほしい。

    メンバー(スタメン)が段々固定されてきている様な気がするんですけど、本大会までにもっと色んな選手を試してほしい。個人名を挙げると、佐藤寿・田中達・平山・高原・小野などを代表に呼んでほしい。このままの状態が続くと、ドイツの二の舞になってしまうのではないかと思います。欧州組関係なしに色んなタイプの選手を試合に出してほしい。 【20代・男性】

  • 岡田政権下の限界を確認するはずの遠征だったが、オランダ戦の結果は当然として、ガーナ戦の勝利という予想外の展開が有り、問題点がうやむやになってしまうだろうということが残念。

    W杯予選を振り返ってみても、ガーナ戦後半終盤のような超攻撃的布陣をW杯本戦で岡田監督が採用するとは考えにくく、場当たり的な選手交代がたまたま成功してしまったとしか思えない。もちろん勝利を勝ち取った選手、特に出番に恵まれなかった稲本選手は称賛に値すると思う。

    各ポジションをみると、2試合で6失点したものの、中澤と闘莉王のCBコンビは現代表では最適であるのは明らかだが、未だに第3の、ベンチに座るCBが不透明なのが不安。結局ボランチが本職の阿部かあるいはクラブでは安定しているが代表ではなかなか出番に恵まれない今野といった元々MFの選手に頼らざるをえないのは心もとない。

    そしてなりよりもFWにストライカーが不在ということが問題。高原の復活が絶望的な中で、セリエAで結果を残している森本をはじめ、前田や佐藤寿がW杯のメンバーにすら入れそうもないというFW陣に何を期待すればいいのか。 【?代】

  • ワールドカップの予選リーグを想定して、オランダ、ガーナ戦を見ていました。

    W杯では、1試合目のオランダ戦は引き分け狙い、ガーナ戦は勝つ必要があります。そう考えると、オランダ戦の前半はもう少し抑えても良かったのではないかと思います。
    また、ガーナ戦では明らかなパワーの差に圧倒され、4-3で勝利したものの、相手のコンディション不良を差し引けば、勝ち点0に終わった試合です。

    W杯では3戦目は、南北アメリカ大陸あるいは欧州中位の国と当たる可能性が高く、勝ち点3を取る必要があります。対戦順にもよりますが、日本が全試合に勝利し勝ち点9を取ることは難しい状況ですので、引き分け狙いの試合も必要と考えます。 【40代・男性】

どちらでもない 12.1%

  • 収穫があったかどうかは今後の対応と変化で判断すべきであり、今は見たままの結果で自分たちの力を量るしかない。

    オランダ戦の前半で希望を見せ、後半で落胆させ、ガーナ戦の後半途中まで絶望させ、残り12分で地獄から天国へと這い上がった。楽しめたという点では評価できる遠征だった。 【20代・男性】

  • 遠征の2試合を見た限り、世界的に見てもいわゆる平凡な選手の集まりである日本代表の前途は多難であろう。

    それでも我々ファンは期待している。試合内容や技術論、戦術論等はさておいて(それはチャンピオンズリーグでも見るべき)、理屈抜きでW杯で不思議と勝ち進む(楽天の野村監督も勝ちに不思議の勝ちありと言っている)日本代表を。

    つまり今回の遠征は受験に例えれば、模擬試験だ。合否が決まる本試験は来年のW杯なのだ。 【40代・男性】

言わせろ!ナンバー トップへ戻る
言わせろ!ナンバー トップへ戻る

(更新日:2009年10月15日)

ソーシャルブックマークに追加:

  • Yahoo!ブックマークに追加
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlに追加
  • FC2ブックマークに追加
  • newsingに追加
  • イザ!に追加
  • deliciousに追加

Numberオリジナルグッズ作成

934・935

日本代表 運命の一戦。
8月24日発売 目次を見る
最新号表紙

PR

文藝春秋の新刊紹介