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<ランニング> 有森裕子さんに走る楽しさを聞いた。(後編) 

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吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

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posted2011/07/31 08:00

<ランニング> 有森裕子さんに走る楽しさを聞いた。(後編)<Number Web> photograph by Sports Graphic Number
Doスポーツの第一人者を直撃し、やる楽しさをお伝えする壮大な連載。
有森さんによるレッスンも佳境に入り、今回、いよいよ実践編に突入する!

 走った。走った。走った。あの五輪メダリストから直接、正しいフォームを教わった! 突撃魂を再燃させ、体を張りつつDoスポーツの魅力を紹介する新連載。前回は、不敵にも有森裕子さんに「走るのヤだ」という思いをぶつけた。

練習直前、競技場の司令室に登り、トラックを遠い目で見つめ出した吉崎氏

 で、今回は走り方の「実践編」。都内の陸上競技場控え室での「講義」を終え、トラックに移った。「まず走ってみましょうか」と言われ、1周ラン。昭和40年代生まれ、九州部活系根性走法の披露だ。

「上半身は自然だけど、下半身にクセがある。膝下を後ろに蹴りすぎです。蹴らずに、前に進むことだけを意識して」

 え、え、え? オレ、ダサいっすか?

 走り方を見つめられるなんて人生初だから、かなり照れた。まあいいんだよ。ダサいオレも受け止めてもらうんだ。ちなみに、有森さんが『Number Do』第1弾で同様にフォームを見た中田英寿氏は「少し上体が力む傾向にあった」という。誰であれ、クセがあるんだろう。

小出義雄監督の教えは「テケテケとかトコトコ走れ」。

 要は長距離の場合、いかに無駄な動きを減らして、前に進むことを考えるかってことらしい。有森さん自身、かつて指導を受けた、かの小出義雄監督にこんなことを言われたそうだ。

有森さんに指導を受けると、徐々にそれっぽく見えてくるのが不思議である

「『テケテケとかトコトコ走れ』ってね」

 なるほど。脚を蹴り上げず、膝から下を前に押し出すように、テケテケと。自然に、自然に……って考えるほど、不自然になるんすけど、有森さん! どうやって、練習したらいいんでしょう? 

「歩いてみるのはどう? 歩きつつフォームを意識してみる方法もある。歩きは、運動の基本ですから。真剣に歩くと決して楽じゃないし。私も現役時代、練習の一環として歩いていたくらいですから」

【次ページ】  37歳にして知った「理論を理解した上で走る楽しみ」。

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