Doスポーツの偉いヒト!!BACK NUMBER

<ランニング> 有森裕子さんに走る楽しさを聞いた。(前編) 

text by

吉崎エイジーニョ

吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki

PROFILE

photograph bySports Graphic Number

posted2011/07/17 08:00

<ランニング> 有森裕子さんに走る楽しさを聞いた。(前編)<Number Web> photograph by Sports Graphic Number
エイジーニョの連載が新装開店。 毎回、その道の第一人者に体当たり。
素朴な疑問をぶつけまくって「やるスポーツ」の楽しさを伝えます。

 流行ってるらしいじゃないか! Doスポーツが。それで前回の連載終了後、編集部から新指令が下された。

「走って、山に登って、自転車漕いで下さい。突撃魂再燃。未知の世界であがいてほしい。頑張れば、ランニング好きのアイドルにも会わせてあげますから」

「ヒデ(中田)に勝つ!」と豪語するも「55才で」という所にやや弱気の虫が

 嫌だよ。嫌だ。女子にはつられんぞ。オレはサッカーを描いてきたんだ。なんでボールが無いところで走らにゃならん? まあ強いて動機を挙げるとしたら、「55歳で中田ヒデと草サッカーで対決し、勝つ」という密かな目標はあるがな。ここ1年、腹回りが気になって腹筋を始めたら、フットサルで元J1選手からボールを奪うほどにプレーが向上した。体を鍛える効果はなんとなく実感している。

 でもやっぱり難しいと思う。走る楽しみが分かんないし、何より習慣づけが無理だ。今まで36年間無理だったんだし。

若い頃に激しく鍛えた人より、鍛えてこなかった人の方がチャンス!?

実践練習を前に更衣室に引きこもる吉崎氏。やはり緊張の色は隠せない模様

 そこでオレは、超贅沢な相手への相談を希望した。バルセロナ五輪銀&アトランタ五輪銅メダリストの有森裕子さんだ。オレ自身、学生時代はライクを超えてラブ状態だったから。ファンなんだ。悪いか? で、思いっきり甘えた。「走りたくない理由リスト」を手に話を聞く。

――イヤな理由、その一。人はなぜ走るんでしょう? 目的が分かりません。

「逆に鍛えてこなかった人は、チャンスですよ! 若い頃に激しく鍛えた人というのはどうしても『その時代を思い出したくない』と考えてしまう。そうじゃない人は、今後成長できるんですから!」

――その二。走ってるとき、何考えたらいいんでしょう? 苦しくて、苦しくて。

「私はね、ずっと自分の体と対話しながら走るんです。今日は調子がいい、あるいはココの筋肉が痛い、とか。体との対話を意識することで、よりパフォーマンスが向上すると思うんですよ」

【次ページ】 「気持ちが100%乗らない時はスパッと走らない」

<< BACK 1 2 NEXT >>
1/2ページ
関連キーワード
有森裕子
RUN特集

ページトップ