1997年日本シリーズの古田敦也とまったく同じ成績だった!?
第3戦の活躍によって、小笠原は完全に目を覚ました。
いや、その判断はまだ早計なのかもしれない。重要なのは次の第4戦。ここでの打撃次第で、チームの今後はもちろん、個人成績も大きく左右されるといっていいだろう。
過去の日本シリーズを例に挙げれば、'97年の古田敦也(ヤクルト)の成績が最も分かりやすい。
4番を任されながらも、2試合が終わった時点で9打数1安打と出だしは最悪だった古田だが、1勝1敗で迎えた本拠地・神宮球場での第3戦で決勝アーチを放つとバットに火がついた。第4戦で3打数2安打2打点。第5戦も4打数2安打でチームも3連勝。一気に日本一を決めた。最初は眠っていた古田も、終わってみればMVP。逆シリーズ男からシリーズ男へと華麗に変貌してみせた。
チームの主砲。敵地での2連戦で1安打。1勝1敗。本拠地初戦で決勝点を叩き出す。第3戦までの古田と小笠原は驚くほど似ている。
ということは、日本一は巨人が、そしてMVPには……。
そういった安易な考えはよそう。ただ、第4戦が小笠原にとって重要であることは間違いない。
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筆者プロフィール
田口元義
1977年福島県生まれ。元高校球児(3年間補欠)。ライフスタイル誌の編集を経て2003年にフリーとなる。Numberほか雑誌を中心に活動。試合やインタビューを通じてアスリートの魂(ソウル)を感じられる瞬間がたまらない。共著に「戦力外通告 プロ野球をクビになった男たち」、同「諦めない男たち」などがある。
































