フロントが補強をしなければ監督は誰がなっても同じ!?

　前任者のフォルカー・フィンケが常に嘆いていたように、エジミウソンは決して悪いストライカーではないのだが、チャンスの回数に対してゴールを決められる確率があまりにも低かった。

　開幕前、すでにペトロビッチ監督はエジミウソンの決定力の低さを危惧していた。このブラジル人FWに過度の負担がかかっている状況を改善するために、日本人FWの補強が急務に思える。

　また、昨年、阿部勇樹と細貝萌が抜けたボランチの穴は、明らかに埋まっていない。DFラインの前で安定をもたらすボランチを見つけない限り、戦術が定まるはずがない。

　この夏、浦和のフロントが移籍市場で動かないようであれば、監督が誰になろうが、同じことの繰り返しになるのではないだろうか。