長いオフが終わり、新しいシーズンの最初の一日が2月1日から始まった。昨年11月1日の最終戦アブダビGP以後、レギュラードライバーによる公式テスト走行は一切禁止され、旧モデルを用いた次期ニューマシンの先行開発ランもなされずにきた。これはFIAがコスト削減を名目に定めたためである。
例年より半月ほど遅い1月下旬から'10年のニューマシンが続々発表となった。まず25日にメルセデスGP(前ブラウンGP)が旗揚げし、この冬復帰が話題となったM・シューマッハーとN・ロズベルグの新体制が公表された。ここでは'10年モデルは公開されず、旧型に新たなカラーリングを施してアピール。ドイツの“シルバーアロー軍団”が55年ぶりに蘇る。1月に41歳になったシューマッハーは3年のブランクこそあるが、GP2マシンでの“自主トレ”も行ない心身ともに万全。24歳のロズベルグとのコンビに注目が集まる。
新体制チームは早々とマシンを発表しているが……。
28日にフェラーリ、29日にマクラーレン、31日にはザウバーとルノーがニューマシンを発表した。いずれも新体制に変わったチームである。フェラーリはF・アロンソを獲得し、負傷事故から復帰したF・マッサと昨年の雪辱を狙う。マクラーレンは4年目L・ハミルトンと新加入J・バトンの“チャンピオンコンビ”。かつてのセナ&プロスト時代を彷彿させるチームメイトバトルがどうなるか、ドライビングスタイルがまったく違う2人だけに興味深い。ザウバーの小林可夢偉は新天地で着々と準備を進めていて、チームメイトにはベテランのP・デ・ラ・ロサが決定した。マクラーレンで開発担当を務めていた彼とのコンビはいい組み合わせだろう。
ひと足遅れでニューマシンを投入するレッドブルの思惑とは。
一方、昨年タイトルを争ったレッドブルは、S・ベッテル、M・ウェバーとドライバーは変わらないが、2月10日に遅れてニューマシンを投入する。ファクトリー内でじっくり開発時間をかけてから走らせるという動きの裏には何か思惑がありそうだ。設計責任者A・ニューウェイは革新的アイデアを後出しするつもりなのだろうか――。
この2月、計4回、延べ15日間にわたるスペインでの合同テストが勝負となる。3月の開幕後は再びテストが禁止されることになっている。
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(更新日:2010年2月8日)































