SCORE CARDBACK NUMBER

あえて巨人を選んだ豊田清、34歳の決断。 

text by

永谷脩

永谷脩Osamu Nagatani

PROFILE

posted2005/12/22 00:00

 「FAで球団を移るというのは、今まで馴れ親しんだ環境を変えるということ。相当なエネルギーが必要になる。誰だって事情さえ許すなら、移りたくないはずだよ」

 豊田清が、西武から巨人へFA移籍するという話を聞いて、西武からダイエー(当時)に移ったときの工藤公康(現巨人)の言葉を思い出した。

 西武の守護神と呼ばれた男も、巨人で抑えを確約されたわけではない。しかも、西武時代と同じ年俸2億5000万の2年契約は、働ければ上がるがダメなら下がるという流動的なものだ。あえてそのような環境に自らを置いたのは、最後の賭けだった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 578文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

豊田清
読売ジャイアンツ

プロ野球の前後の記事

ページトップ