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進化する丸山の陰に、名トレーナーの手腕あり。 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

PROFILE

posted2005/03/03 00:00

 宮里藍と対談したとき、丸山茂樹は「痛みを伴わずにゴルフをできることが、これほど幸せなものかと思った」と、2年前に首を痛めた影響でプレーが思うようにいかなかった時期を振り返っていた。

 「ケガをきちんとケアしつつ、効果的なトレーニングをする……。そしてそうした練習をしっかりこなせるだけの体力と1年間を戦えるだけのパワーを養うこと……。これらを目標にした練習や肉体ケアを十分やっているし、これからもやっていこうと思っています」

 丸山は、自身にとって'05年米ツアーの初戦となったソニーオープン・イン・ハワイでいきなり優勝争いをする活躍を見せた。

 そして数試合出場した後、2月上旬に1週間トーナメントを休み、ロスの自宅で打球練習に重点を置いた生活を送った。

 丸山とそのトレーナーであるジョー・タイスケ氏とは、首痛を患ってしばらくしてからの付き合いである。

 「体のメンテナンスから食生活はもちろん、トレーニングの仕方についても指導してもらっているんです。もちろんこれまでを振り返っても、かなりの効果が出ていると思いますが、2人のコンビがさらに充実すれば、もっと高い効果が得られるはずです」

 パワーを生み出すためのトレーニング方法の確立、スピードをもたらすために必須なサプリメントの厳選など、継続的なボディケアに今の丸山は余念がない。

 「ぼくの場合、もって生まれた肉体では、どうしてもタイガー・ウッズやビジェイ・シンに劣ってしまうわけです。でも、そういう選手、つまりは世界のトップクラスと肩を並べて戦っていくには、自分のポテンシャルを最大限に引き出していかなければならない。

 体力と気力との結びつきは強いんです。体力がなくなった時点で、練習に対する気力も、試合中の集中力も失われてしまう。そのためにも適切なボディケアは大切なんですよ」

 丸山の体脂肪がここ2年間で大幅に減少し、プレーにキレが出てきたのも、すべてはジョーさんと二人三脚で歩んできた賜物だ。

 「私がケアするようになってから、丸山選手はどんどん良くなってきています。彼は研究熱心ですし、忍耐強くメニューをこなしてくれますから、この先が楽しみです」

 ジョーさんは力強く語った。

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