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W杯の組み合わせが決定、8強は狙えるのか。 

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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posted2004/06/03 00:00

 気の早い話だ。5月12日、'07年ラグビーW杯フランス大会1次リーグの組み合わせが決定したのだ。サッカーの'06年ドイツ大会もまだ決まっていない。ラグビーだって、昨年の豪州大会の組分け抽選会は開幕1年半前の'02年5月だったんだが。

 ともあれ、アジア代表は豪州、ウェールズと同じB組に入ることが決まった。残る2カ国はオセアニア2位と米大陸2位。厳しいことは間違いないが、イングランドと南アフリカという双璧が聳え立つA組、フランスとアイルランド、米大陸1位(アルゼンチンが濃厚)と強豪ひしめくD組に較べれば「いいグループだと思う」と日本代表の萩本光威監督。3年後の指揮官は未定だが「ベスト8進出が夢でなくなる可能性はあると思える組」(同)。豪州は別格にしても、ウェールズは昨年の6カ国対抗で5戦全敗の最下位。'01年の来日ではサントリーが45―41で金星を奪っている。とはいえ昨年のW杯では優勝候補のNZ、イングランドに食い下がり、今年の6カ国ではフランスと7点差、イングランドとも10点差で4位。低迷は脱したと見るべきだろう。

 さらに、予選上がりの顔ぶれも予想しにくい。オセアニア2位はフィジーが有力だが、サモアも'99年大会ではオセアニア予選でフィジーの後塵を拝し、半ば意図的に日本やウェールズと同じD組に入ってきた『前科』がある。米大陸2位もカナダとアメリカ、ウルグアイの順位は予断を許さない。ともあれ、日本は最下位グループの第5シード。周りはすべて格上の相手と認識すべきだ。

 5月17日に更新されたIRBの世界ランキングで日本は過去最低の22位まで転落した。代わって韓国が20位に浮上。ホームで引き分けた日本は実質的な負けと見なされたようだ。ランキングの基準も怪しいのだが、勝田隆強化委員長は今年の目標を「15位浮上」と掲げている(昨年のW杯前は16位だったが……)。

 11月には日本代表がスコットランドとウェールズに遠征する。だが、両国とのテストマッチに挟まれた週末のもう1試合(11月第3週末)がまだ決まっていない。それなら、未対戦ながら世界ランクで上に立つポルトガルに対戦をお願いしてみてはどうか。ランキング対策だけではない。ジャパンに必要なのはアウェーの経験。慣れない土地ならなおさら貴重な財産を得られるはずだ。

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