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オールスターにも大成功。ラスベガスが“欲しいモノ”。 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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posted2007/03/08 00:00

 毎年華やかな演出が見もののNBAオールスターだが、今年は一際豪華だった。何しろ開催地はエンターテイメントの首都、ラスベガス。選手紹介は、ショーガールとともに登場した“ミスターラスベガス”、ウェイン・ニュートンの歌にあわせて行われ、ハーフタイムにはトニー・ブラクストンとクリスティーナ・アギレラのミニコンサートや、ラスベガスで大人気のシルクドソレイユのパフォーマンスが会場を魅了した。

 ここまで読んで「ラスベガスにNBAチームがあった?」と疑問に思う人もいるかもしれない。ラスベガスにNBAチームは未だない。NBAは今回、リーグ史上初めてNBAチームがない土地でオールスターを開催したのだ。

 「未だない」と書いたが、近い将来、ラスベガスにNBAチームが誕生する可能性は十分ある。オーナーの多くは乗り気だと言う。中でも推進派はラスベガスでパームズ・ホテルを運営するサクラメント・キングスのオーナー、

マルーフ兄弟。サクラメントで現在難航中のアリーナ問題が解決しなければ、キングスをラスベガスに移転しようとするのではないかという噂もある。

 ラスベガスの現市長、オスカー・グッドマンはプロスポーツのチームをラスベガスに誘致することに力を入れており、オールスター・ウィークエンド中にもNBAコミッショナーのデビッド・スターンとの話し合いを行っている。今回のオールスター開催も、言ってみればNBAチーム誘致にむけてのオーディションだという見方もある。

 ラスベガスにNBAチームが誕生するためにNBA側が出した条件には、壁となりそうなことが2つある。ひとつは新アリーナの建設。もうひとつがラスベガスの全カジノでNBAの試合の勝敗や点差などに対する賭けを廃止すること。前者はともかく、後者はカジノ側からの反対にあうことは必至で、実現はかなり厳しい。ホームチームの試合に対する賭けだけ禁止といったような折衷案を両者が受け入れることができるのかが鍵となりそうだ。

 果たしてラスベガスのオッズメイカーたちなら、ラスベガスのNBA誕生のオッズをどれくらいにつけるのだろうか。これからの展開が気になるところだ。

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